最近、息子たちがベイブレードにハマっております。
ベイブレード、ご存じですか?
簡単に申しますと、
部品の組み合わせが出来るベーゴマ
なんです。
これが巷で大人気なんですよね。
おもちゃ屋さんでも売り切れ続出。
子どものおもちゃなんですが、やってみると非常に面白い。
部品の組み合わせ、
回す力の加減、
コマを落とす角度、
等、相手のコマに勝つための要素が奥深い。
かなりよく考えられたおもちゃなんですよね。
流行は、“奥深さが作る”と言っても過言では無いと思います。
簡単に言えば、
マニアになれる部分がある
という事でしょうか。
私たちの作る朗読検定も、色々な議論をして、現在の形になっています。
ベイブレードとは違いますが、奥深さがあると自負しています。
2007年、発足当初は、
・課題作品は自由
・15分以内(録音課題)
こんな感じでした。
受検する人が読み慣れたもので検定する
という形を採っていました。
受検料も、一番低い級で8,500円だったと思います。
1級が5万円でした。(※1級のみ、外部委託の検定員3人が会場にて対面検定を行う形式で、異なったジャンルの3作品を読む)
ところが・・・
検定員が採点に掛かる時間がおよそ1時間。
課題が15分の作品でも、1回聴くだけでは無いですからね。
それに、一枚あたり3,000円も掛かる高級な賞状を無料で発行していたので、大赤字でした。(本当の話です)
今から考えると、
間違いだらけ
だったのです。
検定とは、
要するに試験です。
試験なのだから、受検する人がそれに合わせて勉強や練習をしなくてはならないわけです。
受検する人が読み慣れた作品
ならば、検定しなくても良いわけです。
それこそ、
お節介な検定
になってしまうことになります。
検定をする側としては、
「この作品は、受検者の誰よりも熟知している」
という課題でなくてはいけません。
また、
「この部分をこう読むということは、こういう事である」
という分析(採点判断)が出来なくてはなりません。
どんな試験にも言えることですが、
「難しい問題が解けた、だから万能だ。」
という事はありません。
朗読検定の課題も例外ではありません。
ただ、自信をもって言えるのは、
朗読検定2級以上の級に合格した人には朗読が下手な人はいません。
自信を持ってそう言えるように課題を作成しました。
そして、
試験
と
表現を発表する場
はまったく違います。
朗読検定は、あなたが朗読会で拍手喝采をもらっている事実を否定するものではありません。
朗読教室などで好きな作品を読むことも楽しいことですが、
朗読検定は、心機一転、挑戦する試験として受けてください。