8年前は3人だった、認定講師の方々も、

今は、829名を超えました。

8年で、276倍です。

 

そうなると、催しを通じて、

交流が盛んになってきます。

 

札幌市のプロフェッサーになってくださった、

熊谷百合子さんは、

2014年におこなわれた、

 

6回青空文庫朗読コンテスト 本選

 

の、出場後におこなわれた、

 

第一回 全国朗読家ミーティング

 

で、名古屋市のプロフェッサー、

池上あきこさんとの交流が始まりました。

 

その後、Facebookでやり取りをされたり、

池上さんが、北海道まで朗読会に出演しに行かれたり、

そんなお付き合いから、協会の一員になってくださいました。

 

名古屋市の池上さんと、

札幌市の熊谷さんとは、

距離にして、1447km離れています。

 

普通に考えたら、出会うことは無いはずです。

 

そんな、出会えなかった人との交流が生まれたり、

プロフェッサーや、インストラクターに、

 

「この人のようになりたい」

「この人と一緒に活動してみたい」

 

と思われる、魅力ある人が集ってくれたからこそ、

829名もの団体になれたのだと思います。

 

認定講師のみなさんにはこの場をお借りして、

お礼を申し上げたいです。

本当にありがとうございます。

 

目標は4700名です。

うち、プロフェッサー資格者のかたが580名。

 

全国47都道府県に平均して100名の認定講師、

全国1742市区町村に窓口がある状態です。

 

すごく多いように感じられるかもしれませんが、

一般社団法人日本朗読検定協会は、名の通り、

検定試験をおこなう朗読団体です。

 

朗読検定は、大きく分類すると「国語系」なので、

メインターゲットは「児童」や「学生」です。

 

全国には、幼稚園が13,723園、小学校が22,693校、

中学校が10,955校、高等学校が5,313校あります。

大学まで入れると、

学校数だけで約58,500校あります。

 

目標4700名の根拠は、

 

「食べていける仕事として携われる人数」

 

だからです。

 

食べていける仕事、というのは、

 

責任をもって、

クオリティの高い仕事をし続ける、

 

ということで、朗読文化の質向上にもつながります。

 

 

私は、以前からメルマガでも言っている通り、

 

「朗読を仕事に選べる社会をつくる」

 

ことを目標としています。

 

朗読することそのものだけでなく、

朗読に関連した仕事も含めています。

 

例えば、採点の仕事。

朗読検定の採点には、「人の手」「人の耳」が、

絶対に必要なのです。

 

的確で公正な採点の仕事ができるよう指導する仕事。

発声、発音、表現手法などの指導法を編み出す人。

広報活動をしてくれる人。

教材、出版物をつくる人。

 

発表の場、コンテストのことも含めると、

もっと出てくると思います。

 

なぜ、「朗読に関わる仕事」を作りたいか、

というと、

 

一番は、

 

子どもの貧困を無くしたいからです。

 

給食費が払えない、

夏に毎日お風呂も入れない、

毎日同じ服を着て、

お母さんは昼も夜も、一生懸命働いているのに、

毎日そうめん。

おやつも食べられない。

 

テレビでそんな家庭があることを知り、

同じような家庭が増えていることを知りました。

 

私も、母子家庭で、鍵っ子でした。

母はアナウンサーでしたから、帰りは遅く、

ご飯も、寝るのも一人でした。

 

それだけでも、寂しく、辛いのに、

テレビの画面の中で、

こたつテーブルが巨大に見える、

まだ幼い子どもたち二人が、

想像を絶する辛い思いをしている。

お母さんも、何も悪く無い。

 
私は、
 

(何とかしてあげたい)

と思いました。 

 

お母さんが家で働く時間があればどうか?

家でお金が稼げたらどうか?

 

子どもたちが送ってきた、

朗読検定の課題を聞いて、採点して、

報酬をもらう。

 

空き時間を利用して、

日給で5,000円以上稼げたらどうか?

 

美味しいものも食べられるだろうし、

時々、よそ行きの服を着て、

遊園地なんかにも行けたり、

お母さんがそばに居てくれる時間が増えて、

優しく接してくれるんじゃないか。

 

そしたら、優しい子が増えて、

他人のことを考えられる大人が増えて、

世の中が、もっと良くなるんじゃないか。

 

私は、そう思いました。

 

 

偉い先生も言っている、

 

「朗読は誰にでも出来ます。」

 

でも、「食べていくこと」は別でした。

 

それを変えたいと思いました。

 

誰でも、出来るのなら、

誰でも、食べていけるようにまで出来るはずだと思いました。

 

それをやります。

もし、あなたが同じ思いなら、

ぜひ、力を貸してください。