朗読の輪コンテスト・読書感想文コンテスト
課題紹介 第三回は、
一般用の課題、
「夕ぐれにつかまったオニ」 中川 晟・作 山形皓三・絵
のご紹介をさせていただきます。
この、「夕ぐれにつかまったオニ」という本は、表題作を含む18の短編作品集です。
この本に書かれている物語は、“仏典童話”というものです。
仏典童話とは、仏さまの教えを童話にしたものです。
収録されている18の短編は、どのお話も非常に読みやすく、説教じみた感じは一切ありません。
ひらがなで書かれている部分も多く、簡単な漢字にもふりがなが振られているので、気軽に朗読していただけるようになっています。
三回に渡り、課題本をご紹介いたしましたが、課題を仏典童話にした理由は二つあります。
1つは、
・起承転結が分かりやすい童話であること。
つまり、誰でも朗読しやすい作品にすることを念頭に置きました。
もうひとつは、
・物語を通じて、思いやりや感謝する気持ちの大切さを再確認してもらいたい。
という想いです。
私たちが生きる社会では、いろいろな事が起こっています。
就職難、雇用問題、目を覆うような凄惨な事件が連日私たちの耳に入ってきます。
親子や、自分の周りの人への思いやりや愛情は消え去ったのかと、そんな風に思ってしまいそうになる事件もあります。
著者の中川晟先生による巻末の“あとがき”には、谷川俊太郎さんの詩「黄金の魚」を引用され、
「生きとし生けるものすべてが、いのちおがみあいながら生かされている、」
と書かれています。
親、兄弟、子供、親戚だけではなく、あなたの知らない誰か、動物や草木もあなたの“いのち”を支えている。
「自分を支えてくれているものに対して、思いやりと感謝の気持ちでお返しをしよう。」
多くの人々がそう思うことで、世の中はもっと明るくなる。
そんな想いが込められています。
朗読を趣味とされている方、就活に役立てたい方、朗読ボランティアの方はもとより、
初めて朗読にチャレンジしてみよう!
と思っている方も、朗読力や文章力を試す意味で参加されてみてはどうでしょうか。
きっと新しい“発見”があると思います。
個人で応募するもよし、
2人、3人でグループで応募するもよし。
課題は代表者の方だけにお送りいたしますが、3人グループで応募されると、
参加費は一人あたり何と¥1,000です!
個人の部、グループの部の両方に応募することも可能です。
※それぞれに参加費が必要です。
「読書感想文で勝負だ!」という方も、著者の中川晟先生が審査してくださるチャンスです!
パンフレット、参加申込書のご請求は、日本朗読検定協会ホームページ、
または、
・氏名
・フリガナ
・郵便番号
・住所
・ご連絡先お電話番号
をご記入の上、
までお送り下さい。
その際、メールのタイトルは、
「朗読の輪コンテストパンフレット希望」
としてください。
ひとりでも。
グループでも。
朗読の輪コンテスト、6月26日(金)受付締切。
※この「夕ぐれにつかまったオニ」は、本願寺出版社のホームページでもご購入いただけますが、朗読の輪コンテスト、または読書感想文コンテストのお申し込みをされた方には課題としてお送りいたします。
また、この本に収録されているお話はありませんが、
他の仏典童話は こちら で紙芝居のように聴くことが出来ます。(要:Windows Media Player)
パソコンでご覧の方に限定されるようですが、朗読の仕方の参考にされてはいかがでしょうか。