今回の「朗読の輪コンテスト」は、全国からのご応募でしたので、

録音でご応募の方が大多数を占めていました。

朗読検定3級の二次試験にも役立つので、朗読を録音する際の、最も重要な2つのアドバイスを。


・出来るだけ静かな環境で録音する
・必ず、ヘッドホンで聴き直してチェックする


この2つに注意して録音して頂ければ、より正確に採点が出来ます。

聴き取りづらいと、高得点は付けられません。

スタジオを借りてまで録音していただかなくても結構ですが、ご自身で聴いてみて、

「聴きづらいなぁ・・・」

と思われる録音ならば、録音し直していただくことをお勧めいたします。


雑音のほうが大きすぎて、声が殆ど聞こえない、となるとそれは良い録音とは言えません。

「良い録音」と「良い朗読」は違いますが、

同じ「良い朗読」をしている方ならば、「良い録音」で応募された方のほうが有利になります。

【悪い録音の一例】
犬や猫が近くで鳴いている
電車や車の走る音が朗読する声よりも大きく入っている
(朗読とは関係のない)他の人の声が大きく入っている
(マイクが遠すぎて)サーッというノイズが声よりも大きく入っている


上記は極端な例ですので、滅多におられませんが、このような場合は、予選通過は非常に困難であると思います。


つまり、どれほど上手に読めていたとしても、確認出来ない以上は高い点数を付けるわけにいきません。

ヘッドホンやイヤホンで聴いてみて、読んでいる箇所でも雑音が大きいようならば録音する場所を変えるか、マイクが遠すぎるのだと思って下さい。

目安としまして、マイク一体型のレコーダーを使用する場合は、

マイクからの距離は、声量によりますが、大体30〜50センチまで

が適切だと言えるでしょう。

それ以上離れると、ノイズが大きくなる場合が多くなります。

ハンドマイクを使用する場合は、15センチ〜20センチ以内が適切な距離だと言えるでしょう。

また、ハンドマイクを使用する場合は、ハンドノイズ(マイクを握る音)に注意しましょう。

ハンドノイズは、スタンドを使用することで防止できます。

クリップ式のマイクの場合は、衣擦れの音が入ることに注意しましょう。


まずは、録音された物を、ヘッドホンかイヤホンで聴いてみることが基本です。

レコーダーやマイクの距離を色々調整してみて、一番聴きやすい録音が出来る位置を探してみてください。

あとは、ワンちゃんが寝ているとき、ネコちゃんがエサを食べている時に録音するだけです。(笑)