(社)日本朗読検定協会 公式BLOG

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カテゴリ: 番外編


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:発声練習さん
 

質問:

放送部員の悩みです。

朗読をしていると、作品の途中から早口になり、「走って」しまいます。

(読み始めて大体50秒程過ぎ程度から)

特に、苦手な発音が出ると早くなり、コントロールができません。

本人に尋ねると、

「最初は意識していますが、人前で読んでいると、だんだん頭が真っ白になり、

何を読んでいるのか、分からなくなります。」

とのことです。

よろしくお願いします。


とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの赤須薫さんが回答しました。


【回答1】
 

発声練習さんご質問お寄せ下さり有難うございます。

発声練習さんは放送部の顧問の先生でしょうか、それとも部長さんでしょうか?

部員の皆様のご指導お疲れ様です!


朗読が途中から走って速くなってしまう、苦手な発音ではその傾向が顕著ということですね。


私は質問のメールを拝見しながら解決策のヒントは既にこのご相談の文の中にある様に感じました、つまり、苦手な発音があるのなら、まずはその苦手な発音だけを抜き出して自信がつくまで練習するのが良いのではないかということです。

茶の湯の割り稽古というのは、お点前を通してするのではなく、一部分の作法を取り出して行う部分稽古ですが、早口になってしまう部員さんも苦手な箇所を見極めて「割り稽古」をすることが必要なのではないでしょうか。

「人前でよんでいると頭が真っ白になる」というのは自分の読みに自信が無いからあがってしまうのであり、まだ人前で通しで読めるレベルになっていないのに無理しているからではないでしょうか? 苦手箇所を部分練習して自信をつければ、あがりにくくなり焦らなくなる、焦らなくなればコントロールが効き走らなくなるのではないでしょうか。


もう一つご提案できるとすれば、走り始める50秒過ぎ辺りの文章から読み始める練習をすることです。50秒過ぎから走るのならば、逆に言えば50秒までは走らないで読めているという事です!これも「割り稽古」の一つかと思いますが、読み始める箇所を少しずつずらしてその個所をゆっくり読む感じを感覚として体に覚えさせるというのはいかがでしょうか?


いずれにせよ問題は早口ではなく、人前で上がってしまう事の様に思えますので、部分稽古で苦手意識を無くし、恥ずかしくても人前で読む経験を積み(失敗しても頑張りを誉めてあげる事が大事!)慣れていけば自信もつき早口のコントロールも出来る様になるのではと思うのですがいかがでしょうか?


ご提案したことがもう既に取り入れられている練習ばかりでしたらすみません。その場合はまたご質問のメールを下さると嬉しいです。他の方法もご一緒に考えましょう。

いずれにせよ、こうやって質問をメールして親身になってくれる発声練習さんの様な指導者がいてくれる放送部員さん達は幸せだと思います!私も微力ながらお役に立てれば嬉しいです。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 赤須薫



発声練習さん、ご参考になりましたでしょうか?


関連することかもしれませんので、こちらもご参考にご覧いただけますと幸いです。




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一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:悩める子羊さん
 

質問:
朗読会で読む本は、どんな基準で選べばいいのでしょうか?

自分が読みたい本がみつかりません。

聞き手に関心をもってもらえるような本を選べばいいのでしょうか?

朗読しやすい本ってあるのでしょうか?

関西弁ばかりの朗読もありなんでしょうか?


とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの赤須薫さんが回答しました。


【回答1】
 

悩める子羊さん、ご質問有難うございます。(朗読に対して真剣に考えていらっしゃるのが伝わってくるペンネームですね。)

朗読会で読む作品で悩まれているのですね、「どんな基準で選べばいいのでしょうか」というご質問ですので、あなたが初心者であると想定して基本的なことからお話ししますが既にご承知のことだったらごめんなさいね。


まず、参加する朗読会がお客様にチケットを売ったりする有料の会の場合は朗読する作品の著作権がどうなっているか調べる必要があります、著作権の保護期間にある作品は著作者の許可を得なければならず、場合によっては使用料や使用条件(作品をカット出来ない等)が発生する場合もあります。(無料の発表会などなら基本問題ありません。)著作権の切れている作品を選べばこういった手間が省けます。


朗読会の持ち時間が決められている場合は時間制限もしっかり意識しましょう。


「聞き手に関心を持ってもらえる」作品を読めればこれに越したことはないですが、お客様が不特定の集まりの場合は関心も十人十色ですから全員にピッタリくる作品を見つけるのは難しいですよね。プロやかなりのベテランでない限りお客様が何を聞きたいかを考えるより、「自分は何を伝えたいか」を考えることから始めましょう!(ただし、朗読会が病院で入院患者さん向けに開かれるとか、介護施設で高齢者向けに開かれる場合などは死に関する内容や希望が持てない暗い終わり方の作品は遠慮する等、聞き手に対して配慮が必須な会もあります。)


「朗読しやすい本」はあると思います、「声に出した時読みやすい文章」逆に「黙読するには素晴らしいけれども、声に出して読むには難しい文章」もあります。これは自分で実際に声に出して読んでみて、自分の技術の程度や個性との相性を確かめるしかありません。


「関西弁ばかりの朗読」は悩める子羊さんが‘関西弁ネイティブ’なら大いに結構だと思います!私も是非聞いてみたい!(東京出身で方言を持たない私には‘方言ネイティブ’の方言朗読は憧れです。)ただし、あなたが‘関西弁ネイティブ’でないなら全編関西弁の作品を聞き手に心地よく読むのはハードルが高いと感じます。


さて最後に、私には悩める子羊さんの質問は今までこのメルマガに寄せられた朗読に関する質問の中で回答するのが一番難しいと感じられました。それは何故かと言うと、「自分の読みたい本がみつかりません」というのは「自分が伝えたいことがみつかりません」と置き換えられる様に感じたからです。

朗読は単に「声に出して読む」ことではなくて、「自分の声を通して自分の作品解釈を読み伝える」ことですから、その根っこには読み手自身が作品に感動し、‘この感動を自分の声を通して誰かに伝えたい!’という衝動を感じていなければなりません。(少なくとも私はそう考えています。)その感動や衝動は誰かが教えたり強制したり出来るものではありません。

朗読は(多くの芸術がそうであるように)感性と技術の融合です、‘感動する心’や‘それを‘誰かに伝えたいと言う思い’は感性にかかわることで、感性は他人が教えられるものではありませんよね。発声方法や、滑舌矯正、間の取り方や緩急の付け方などは技術的なもので、方法論が在り、教えられるものです。


つまり、迷える子羊さんの「自分の読みたい本がみつかりません」という悩みはその感性に関わる深い悩みだと感じたので回答が難しいなと感じたのです。


でも、くれぐれも誤解しないでくださいね、自分が伝えたいことも見つけられないなんてダメだと言っているのではありません。むしろ、逆で「自分が伝えたいことは何のだろう」と探し悩んでいる子羊さんの姿勢は大変誠実で、私はその悩みにこそ豊かな感性を感じます。


日頃から気軽に色々な朗読会を聞きに行くのはお勧めです、多くの朗読を聞くうちに「私もこれを読んでみたい」「私ならこんな風に読むのになぁ」と言う作品に出会えると思います。また子どもの頃好きだった童話等を思い出してみるのはいかがでしょうか、自分が好きな物語のルーツ、傾向が分かったりしますし、子供向けの童話でも大人向けの朗読会で使える作品は多いと思いますよ。


長文お付き合い下さりありがとうございました。

朗読会上手くいきますように!



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 赤須薫



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一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:おかゆん
 

質問:朗読の抜粋箇所の選び方 間のとり方 緩急の付け方は?

朗読の抜粋箇所の選び方にすごく悩んでいます。

どのようにして選ぶのが良いですか?


また間の取り方、緩急のつけ方を教えてください。


とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの赤須薫さんが回答しました。


【回答1】
 

おかゆんさん、ご質問ありがとうございます。


抜粋箇所の選び方に悩んでいらっしゃるのですね。

確かに持ち時間に制限のある朗読会などで、丁度良い長さの作品を見つけることはなかなか難しい。

短編でもカットが必要な場合は多いですし、ましてや長編小説の場合は抜粋箇所を決めたうえで更にカットもしなければならない場合もありますよね…朗読って台本作りからセンスが問われるんだと思うと本当に悩ましい限りです。


さて、抜粋やカットは多くの方が頭を悩ませている作業で、絶対的な正解や方法論は無いと思うので取りあえず私の個人的な考え方をお伝えしますね。


まずは、おかゆんさん自身が一番感動した、または好きな場面を中心に抜粋する事を一番にお勧めします、あなたの心を動かした文章はそれだけの力がある文章なわけで、ストーリーとして前後の脈絡がはっきりしなくても文章そのものの魅力だけで鑑賞に値する抜粋箇所も存在すると思うからです。(文豪の文章とはそういうものではないでしょうか。)とは言え、ある程度は登場人物の関係性などを予め知っていないと理解出来ない場面もあるでしょうから、その様な場合は初めに貴方の言葉(文章)で大体の場面状況を説明したうえで本文を読み始めるという手もあります。

私がお勧めしないのは、長編の物語の起承転結を限られた時間の中で伝えようとして色々な場面を細切れに抜粋して繋ぎ、朗読がただのあらすじ、要約の報告になってしまうことです。長い文章は作者が言葉を練りに練ったうえで、それだけの内容を伝えるのにはどうしてもそれだけの長さが必要だった訳で、その内容を手短にまとめようというのには無理があると思えます。(それが出来たらそれは既に新たな創造です、可能だけど難しい。)だから、私のお勧めは作品全体を理解してもらおうと思うのではなく、おかゆんさんの感じた作品の魅力を一点集中で伝える様な抜粋です。



間の取り方と緩急についてもご質問ですね…良い朗読の肝を押さえた質問で、おかゆんさん、おぬしなかなかやるな(笑)と思うのですが、それだけに簡単にお伝えできる内容ではありません、その上で私が1つお伝えするとすれば、「間は呼吸」という事です。間は1,2,3、と長さをカウントしてとるものではありません。吸ってとる間、吐いてとる間、止めてとる間。色々試して下さい。

緩急の付け方は具体的に個々の作品に当たりながらでないと説明出来ないのですが…取りあえずお伝えできることは、内容にあった緩急表現には作品の解釈も大事ですが、同時にロングブレス、滑舌等の技術面の習得も必須だという事です。(私の実感です。)


朗読って奥深くって難しくって大変なことも多いけど一緒に楽しみましょうね!



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 赤須薫



おかゆんさん、ご参考になりましたでしょうか?

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一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:JJ
 

質問:セリフの読み分けをどのようにしたら良いか?

はじめまして、JJです。

朗読は始めたばかり。

協会からのメールを読む度刺激されます。

ありがとうございます😊


さて、質問です。

小説で登場する人物の台詞は

どのように読み分けたらよいのでしょうか?

声を出すことすら初心者です。

誰の台詞なのか、聴いている方に分かっていただけるよう表現するにはどうしたらよいか、大変難しいです。

アドバイス、よろしくお願い致します。


とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの5名が回答しました。


【回答1】
 

それは難しいでしょうね。

なかなか簡単にできることではありません。

まずは、何回も読んで、そのセリフを誰が誰に向かって言っているのかを理解する必要があります。

初めのうちは、セリフのところに名前を書いておくのもいいかもしれません。

落語で使う「上下(かみしも)」という所作があります。二人の会話の時、顔を右左に向けて話している様子を表します。

これもしっかり意識してやらないと、途中で話し手が逆になったりして結構大変なんです。

ちょうど今、私は音訳の作業中なんですが、あれ?このセリフは女の人かな?男の人かな?と分からなくなって、もう一度前から読み直したりしています。

結構長くやっていても、セリフの部分は苦労します。

自分で納得できるまで、何回も読むことが大事だと思いますよ。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 佐々木一夫


【回答2】
 

初心者と言われながら、聴き手ありきの朗読を意識された質問をされていて素晴らしいです。

さて、ご質問について、一つのやり方をお伝えしたいと思います。

現在取り組まれている作品は小説だとのこと。そうなると台詞と地の文がありますね。

そこで、

‥仂貎擁をまず書き出してみましょう。

⊆,乏董垢凌擁について、どんなキャラクターかを考えるのですが、

性別、年齢、家族背景、職業、習慣、趣味(身につけるものも含め)、癖など

台詞、地の文から各々の人物に関係する描写から拾い出します。できればノートに書き出すとよいです。

長い作品について全て書き出すのが大変と思われるなら、テキストを(拡大)コピーして、各々の人物に関する描写を色分けして蛍光ペンなどで印していきます。

すでに読まれている中でイメージはお持ちと思いますが、声に出して読んでいるだけではスルーしてしまっていることが結構あります。※

色分けされた部分、あるいは書き出されたものをもとに、登場人物の台詞を声に出してみましょう。


※例えば私が今練習している作品に、ある登場人物がパイプに火をつける場面があるのですが、

始め、そのことをこの登場人物のキャラクターに加えるのを忘れていました。

「パイプを吸う」ということはそれだけでも時代背景や、その人の年齢、社会的地位あるいは時間の使い方…いろいろなことが見えてきます。


まず、ここまでなさってみてください。

もうすでに以上のことをやっていらしたなら、是非またご質問くださいね。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 藤野篤子


【回答3】
 

こんにちは倖月美和です。

ご質問の回答です。

おままごとの経験はございますか?○○ごっこでもよいと思います。その時は声優のように声色を変えなくても、お母さん、お父さんになったり、赤ちゃんになったり、ヒーロー、ヒロインになったり、ペットになったりとなりきっていたと思います。一人でぬいぐるみと話をしたり、人形とお話したり。

まずそれを思い出してみてはどうでしょうか?それがなんとなく思い出せたら、今度は想像力です。なりきっていたときは、きっと、頭のなかにこんな人物というのがあって無意識にそれを自由に演じていたのではないでしょうか?それと同じで文章を読んだときの、登場人物の姿や動き性格なとどんどん想像しましょう。
その人物の動き、息づかい、呼吸、気持ちを語るのです。想像した人物にアテレコするような感覚です。その感覚をつかむまで、練習してみてはどうでしょうか?

声を変える必要はありません。声を変えなくても、同じ動き、呼吸のひとはいないはずです。なので必ず聞き手には伝わります。反対に演劇のように演じすぎてしまうと、聞き手は色々想像できなくなり、聞いていてもつまらなくなってしまいます。
朗読を聞くのが好きなひとは想像するのが好きな人だと思うのです。こう読もう、ここは大きく、ここは小さく、ここはゆっくり、ここは早くではなく、想像そのものを語れるようになると、どんどん上達すると思います。想像も楽しくなるはずです。技術は表現したいものを作るための、道具にしか過ぎません。楽に沢山楽しんでくださいね。それが上達の近道です。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 倖月美和


【回答4】
 

台詞の読み分けは、どうしたらいいかという事ですね。

朗読を始めて間もないという事ですので、台詞の速度を変えるという事をお勧めします。
本文、台詞A、台詞B、台詞C、という様に3段階か4段階に普通、遅い、速い。

この程度で練習してください。

速度という意識は、朗読には大変大切な意識です。

無意識で不安定な速度は、聞き手にとって時に聞きづらさや、内容が把握しにくいなどの表現に困難が発生します。

是非お勧めします。
声の質を変える、色々な声を出すなどの読み方にしないで基礎力として「速度」に集中して練習してはいかがでしょうか。

又、本文と台詞の練習を分けて、台詞だけの練習もお勧めします。

自分で納得した台詞読みが出来て、本文と合わせるのも良いと思います。

まだまだ色々とありますが、まずはここからお始めください!



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 金野和弘


【回答5】
 

JJさんご質問有難うございます。

そして、ウエルカム朗読ワールド!
お会いしたことのないJJさんですが、また一人朗読を始められた方がいて、朗読仲間が増えたと思うだけでとっても嬉しいです。

ご質問は、登場人物の読み分けについてですね。

確かに難しいですよね、特に一度に何人も登場して会話している場面などは読み手自身の頭がこんがらがってしまうこともあります。()

さて、台詞を人物ごとに読み分けようとしてまず考えつくのは声色そのものを人物ごとに変化させることではないでしょうか。

出来るだけリアルに老若男女の登場人物に合わせ「声を作る」わけです。
人物ごとに声が変わるのですから、単純に聴き手にも分かり易いと思えますが、声色を変えるためには声の高低に始まり、地声、裏声の選択、声の張り具合、息声にする分量など様々な要素の組合せ、工夫が必要で、実際にはベテランの朗読者でも得意な方と不得意な方に分かれるように思います。(好き嫌いも分かれると思います)

また、いくら頑張ってもリアルな表現に限界(中高年の男性が若い娘の声を出す場合など)があることも確かです。

もちろん、声色にはあまり変化をつけず、台詞のスピード、間の取り方などで人物の違いを表現することも十分できます。


(JJさんは落語を聞いたことはありますか?落語家の方は特に声色を変化させることなく何人もの登場人物を自然に演じ分けていますよね。)

また、小説の地の文には「○○さんは言った。」など、誰の台詞か明確に書かれている場合も多いですし、台詞の内容からも聴きては人物を特定出来ますので、声色の演じ分けだけに神経質になりすぎる必要はないように思います。

 むしろ、忘れてはいけないのは、それっぽい声色を出すことがその人物を表現することとイコールではないということです。

お姫様っぽい声色を出せたから、お爺さんっぽい声色を出せたからそれでその登場人物を描き切れたと思うのは間違いです。

大切なのは作品全体をきちんと読込み理解すること、その上で各登場人物の性格や置かれた状況、感情の移り変わりなどを深く洞察することが人物の演じ分けの基本です。

(年齢性別、性格、嬉しい、悲しいといった感情だけでなく、何色の服を着ているのか、お腹は空いているかなど本文に書いていないことも想像してみましょう。)

基本の洞察を忘れて、表面的な声色作りだけに走ると人物描写が薄っぺらくなり、かえって物語の筋が分かりにくくなってしまう事さえあるので、要注意です!

 さて、基本を押さえたうえでさらに適切な声色も使えれば、よりドラマチックな朗読表現も可能になります。

初心者のJJさんには、こんな練習はいかがでしょうか。

 「おはよう」など、ごく単純な台詞をひとつきめます。

,泙困麓分の普通の声で、明るく、暗く、眠そうに、怒って、泣いてetc.思いつく限り色々な言い方をしてみましょう。

⊆,貌韻源を、普段の自分の声より少し高い声で、また低い声でも言ってみましょう。

今度は、もし自分が幼児に戻ったら、高齢者になったらと想像して同じことを言ってみましょう。

どうですか?変化をつけられますか?

単純な台詞から少しずつ、しゃべり方に変化をつけるとはどういうことかを実感していってみて下さい。

自分なりのやり方が見えてくると思います。

感じがつかめたら、台詞をちょっとずつ長いものにしてみても案外感情をのせて言えると思います。

それが出来たら、今度は自分以外のキャラクターを設定して、のんきな人がしゃべるのと、せっかちな人がしゃべるのではどう違うか等、色々広げていってみてください。

以上、少しでもJJさんのお役に立てることがあったなら幸せです。

私は初心者のJJさんよりは長く朗読をやってはいますが、それでもまだまだ思うようにいかない事、勉強することが一杯です

難しいこともあるけど、とにかく一緒に朗読楽しみましょうね!



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 赤須薫


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一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:ゆき
 

質問:読む速度が遅すぎる

読むペースが早い、という方は多いと思いますが、私は逆に遅すぎて困っています。

原稿用紙1枚分の文章を読むのに2分くらいかかる感じです。

文字びっしりだと、もっとかかっているかも知れません。


声も、はきはきしている方ではないので「何を読んでもほんわかメルヘン童話に聞こえる」と注意を受けることが多いです。

朗読検定でドグラマグラを読んだ際にも、評価欄にて同じ指摘を受けました。

また、全然朗読を知らない人からも「のんびりした感じ。」と指摘されるので、相当遅いんだと思います。

早く読めば良いだけだと思うのですが、元々滑舌があまりよくないので、早口で読むと聞き取りづらくなるのではないかという恐怖があります。


そこで、ペースを落とさずに、聞き手に「遅い」と違和感なく聞いてもらえるような対処法はありませんでしょうか?


とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの3名が回答しました。


【回答1】
 

ゆきさんご質問ありがとうございます。

自分の読みのゆっくりペースは崩さずに、かつ聴き手に違和感を与えない読みをしたいと思っていらっしゃるのですね。


質問メールを拝見してまず感じたのは、聴き手の感覚(違和感)をきちんと気にしているゆきさんの読み手としての誠実さです。

聴き手のことを気にするのは当たり前と思うかもしれませんが、実際には自分の表現技術にばかり気が向いてしまい聴き手の存在を忘れてしまう読み手も結構いるものです(と言うか、そうなってしまう危険性が誰にもあるのです)。


さて、ゆきさんは読みのペースが遅く、その結果ドグラマグラもほんわかメルヘンに聞こえるとのことですが(それはそれでスゴイので聞いてみたいです)、でも、もしそう(ほんわか聞こえる)だとしても、それは読む速度だけの問題ではないと思います。

朗読は様々な表現要素で成り立ちます、元々の声質、使う音の高低、大小、スピードの緩急、間の取り方等々。ほんわか聞こえるのはそれらの要素が組み合わさった結果です。

だから逆に言えば、全体のスピードが遅くともその他の要素を工夫すれば深刻な雰囲気にも、おどろおどろしくも表現できるはずです。

ではそれら「その他の要素」をどう表現すれば良いのか、ゆきさんはそれを知りたいのだと思うのですが…それは具体的にそれぞれの作品に当たり、どう演出していくかによって決めることなので、残念ながら一概には言えないのです。

まず読みたい作品を決め、それを自分はどう伝えたいのか(テーマ、メッセージ、雰囲気etc.)を決めた上で具体的に指導を受ける必要があるでしょう。

しかし、その他の工夫を凝らしたとしてもスピードは遅くしか読めないと決めてしまうと、表現できる作品の幅は狭くなってしまうと思うので…


ご要望からはずれてしまうかもしれませんが、一番のお勧めはやはり滑舌の練習をしてスピードを速くも遅くもコントロールできるようにすることです。

自分のイメージした読み、伝えたい思いを聴き手に感じてもらうためにはやはり技術が必要です。スピードを変え緩急をつける事は大切な技術の一つです。

滑舌練習は舌や口角の筋トレです、自分は滑舌が悪いと決めつけずにlet's筋トレ!そう言ってる私も年齢とともに悪くなる滑舌と日々闘っています(笑)

諦めず、一緒に頑張りましょう!


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 赤須薫



【回答2】
 

ゆっくりになってしまうのはなぜか?
一つ一つしっかりと丁寧に伝えようとしているのかもしれません。癖で遅いのかもしれません。普段の会話もゆっくりな方は、直すのも難しいでしょう。しかし、TVドラマや映画、アニメ等をみてゆっくりだと感じることは余りないでしょう。何故なら動きがあるからです。では朗読は動いていない?そうではありません。ゆきさんが朗読するときに、目の前に物語の景色や人物が動いていますか?風は?空気のにおいは?心臓は?呼吸は?どうでしょうか?

まずは、その物語の映像をTVドラマなどを見る感覚で想像してみましょう。それが出来たら、その動きや気持ちのリズムに会わせて読んでみましょう。例えば恐い人から逃げ惑うシーンだったとします。鼓動は耳でも聞こえる位ドキドキして、浅い呼吸しか出来ず、緊張感のなか見つからないように一目散に逃げる。なんていうシーンがあったとします。そのシーンをゆっくりよんで伝わりますか?想像できなければ、一度そのシーンに入ってしまったつもりでお芝居をしてみても良いでしょう。そして、脳内の映像にアフレコしてみましょう。それを録音して聞いてみて、思い描く映像とスピードがあっているのか、呼吸があっているのか聞いてみましょう。動けない場合は、映像に合わせた早さにあわせて足踏みをしながら言葉を乗せてもいいかもしれません。きゃー!うれしい!とか思うとき足をバタバタバタしたりするような感じです。こういう積み重ねが、言葉に空間と時を刻むのだと思います。そうしていくと、しゃべり方を考えなくても言葉にスピードがついてきます。頑張って下さい。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 倖月美和



【回答3】
 

「のんびりした感じに聴こえてしまう」ことにお悩みなのですね。


この問題について、「もっとはやく読みたい」ではなく、ペースを落とさずに、聞き手に「遅い」と違和感なく聞いてもらえるような対処法と、現在のご自身について課題を立てられたのは素晴らしいです。


私からは、


^譴弔梁仆菲,箸靴董ご自分にあった作品を探してみることをお勧めします。

まずはご自分が「朗読したい」と思う作品をとことん探してみるのはいかがでしょう。

文学作品の必要はありません。全編の必要もありません。

齋藤孝著『声に出して読みたい日本語』には種々の作品の一節が紹介されています。

たくさんの中から「これを読んで聴いてもらいたい」というものを探してみてください。

「これ!」と思ったら違った…ということはよくあることです。そうしたら潔く(また今度)と諦めて別の作品を読んでみる。

「これ、読みたい!」または「これ、好き!」というものを焦らず探してください。


読みたい作品が見つかったら小さな声で、こ自分がその作品を理解するために、ご自分の声を聴きながらゆっくり(!)読んでください。

「この作品の意味、良さ」をどう読んだら「自分はもっと分かる」だろうと考えながら。


「これでいいかも」と思えるようになったら、普段の声で読んでみてください。大きな声を出す必要はありません。


い修靴董△匹覆燭に聴いていただくか、あるいはできれば、ご自分の読みを録音して聴き返してみると良いです。

きっと「のんびり」なだけの、読みではなくなっていると思います。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 藤野篤子


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