村山です。
先週の土曜日は京都で、

第32回 NHK全国大学放送コンテスト

私は、本選審査員として、
朗読部門の講評を担当させていただきました。

各部門の優勝者は、下記の通りでした。

■アナウンス部門第1位
同志社大学 福吉貴文さん

■朗読部門第1位
早稲田大学 布施恵海さん

■ラジオドラマ部門第1位
東北大学 学友会放送研究部 「Lead」

■映像番組部門第1位
神戸大学 放送委員会 「全国大学電車ごっこ選手権大会決勝戦」

優勝者、入賞者のみなさん、
受賞おめでとうございます!

さて、コンテストの審査を通じ、
感じたことを書いていきます。

朗読には、下記、
「7つの要素」があるのをご存知ですね。

1.滑舌
2.アクセント
3.抑揚(イントネーション)
4.プロミネンス(強調)
5.リズム(緩急)
6.間
7.フレージング(区切り)

です。

この中で、
自習でも、成果が出しやすいものが、

・滑舌
・アクセント

自習では、成果が出しにくいものが、

・抑揚
・プロミネンス
・リズム
・間
・フレージング

となります。

朗読は、誰でも手軽に出来るので、
自己評価、自習だけで読む人が多いのです。

・・・でも、目的は?

というと、

他人に、文字で書かれた内容を、
伝える目的で読む

ですね。

他人に伝わる、という事は、
つまり、客観的評価で、

「よく伝わりました」

と、○をもらう事です。

この客観的評価も誤解されている人が多く、
ご両親、ご家族、知人や友人など、
親しい知り合いであれば、
評価にプラスのバイアス(偏り)が掛かる場合が多いのです。

「(息子(娘、孫)だから)」
「(親友だから)」
「(自分の生徒だから)」

など、無意識的か意識的かを問わず、
個人的感情に基づいて、褒めることしかしない、
というケースです。

また、「厳しければ良い」というものでもなく、
指導の専門家でないと「的外れなアドバイス」になります。

だから、
 
バイアスの掛からない、
指導の専門家の客観的評価を受ける事が、
「上達の近道」なのです。

この事があって、朗読検定という、

全国どこでも、老若男女誰でも受けられる、
朗読の専門家による客観的評価

を作ったのです。

※「検定」というと、部品や製品の検査みたいに、
「良い」「悪い」を決めつけるように聞こえがちですが、
朗読の基礎力や応用力を測り、
あなたが意図した表現ができているかがわかる、
「朗読のテスト」です。

今回のコンテストでも思ったのは、
声色を含む、感情表現だけで表現しようとしている人が、
非常に多かったこと。
ここは大変残念でした。

彼らは、本当に優れた才能と感性を持った人たちです。

ですから、声色や感情表現だけでなく、
文章中の、どの言葉を立てるか(強調するか)

そして、

どこで区切るかをしっかり考えて、
それが、どういう差を生むかも知って欲しい、
そう思いました。

ここで書いたことを、
東大、京大などの超一流国立大や、
難関私大の学生たち300名以上の前で、
お話してきました。

そんな優秀な人たちに、

「メモをとってください」

と言ったら、みんなメモをとってくれたので、
気持ちよかったです。(笑)


さて、朗読検定は2016年1月からは、

冬期(1〜3月)
春期(4〜6月)
夏期(7〜9月)
秋期(10月〜12月)

四期で課題が変わるようになります。

2級試験も年4回(2月,6月,10月,12月に実施)

に増え、受検人数の制限も無くなり、
より多くの方に受検をいただけるようになります。

今後とも、応援をよろしくお願いいたします!