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山木梨可

メルマガへのご質問 「アクセントが不自然になる」


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:黒にゃんこさん

質問 「アクセントが不自然になる」

私は地方に住んでいます。
朗読をすると、必ず講師から指摘されるのは、アクセントです。
指摘されて、直そうとすればするほど、わからなくなり、とても変な読み方になってしまいます。
単語をアクセント辞典で確認し、それを繋げても自然な感じにはなりません。
単語ひとつなら、頭高、熟語になると変わる、というような日本語が時々あるので、ますますわからなくなります。
どのように解決すればいいでしょうか?

とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの2名が回答しました。


【回答1】

こんにちは。西村俊彦です。

アクセント、難しいですよね。

私は東京育ちなので、その気持ちに芯から「わかるー!」と共感しにくいのですが、

以前大阪弁で舞台をやった時にはまさに、がんじがらめ。音の操作をしているような気にもなったものです(笑)

アクセントはもう、場数、練習量、かと思います。

耳で覚えて、口に出してみる。

その繰り返しだと思います。

どなたか、お手本にしたい方の朗読などを聴きまくって、アクセントを耳に染み込ませていく、というのも手ですね。

ただ、アクセントに縛られすぎると、本来の表現の楽しみ、みたいな事から離れていってしまう場合もあると思うので、

気にはするけど神経質にならずに、でもいいような気がしちゃいます。

コンテストとかだと、そうもいかないかと思いますが、まず大事なのは楽しむこと、聴き手とその楽しみを共有すること、だと思います。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 西村俊彦





【回答2】
初めまして。山木梨可と申します。ご質問有難うございます。
黒にゃんこさん ご質問有難うございます。
アクセント辞典で調べるというのは大切な事ですし、それが数個ならなんとか直すことも出来ますが、全ての言葉のアクセントを調べるというのは大変な作業です。
直さないといけないアクセントが沢山あると、アクセントばかりが気になって、自然な読みが出来なくなってしまいますよね。
そこで、練習法の一つとしてお伝えします。
地方から越して来られ、アクセントに苦労されていた方にお勧めしました。
黒にゃんこさんに合うかわかりませんが、よければ試してみてください。
その台本や原稿を先生など共通語アクセントのしっかりしている方に読んでもらい、録音させてもらいます。
それを繰り返し何度も何度も聴いて下さい。
これは、音の高低や流れを感覚的に吸収してもらうためにです。
歌のメロディも何度も聴いているうちに楽譜がなくても歌えるようになりますよね。それと同じ感覚です。
すぐに結果は出ないかもしれませんが、その方は、繰り返しやっていくうち、自然に共通語のアクセントの音の感覚が身につかれるようになりました。
またアクセントだけでなく、場面変化の接続語の音の出し方や間の開け方なども身に付いておられました。
他の方法としては、普段聴いているテレビやラジオから流れて来る1フレーズを聴いたとおりに口にしてみるのも良いかと思います。
一文なら覚えられますから、聴いてすぐそのまま同じように真似てみる、言ってみる。
こうすることでも共通語のアクセントやイントネーションが感覚的に身に付いてくるかと思います。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 山木梨可



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メルマガへのご質問 「「セリフは声を変えない方がいい」のでしょうか?」


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:Tさん

質問 「セリフは声を変えない方がいい」のでしょうか?

朗読劇をやっています。
朗読は芝居と違うので、朗読の中のセリフは声を変えない方がいい、と以前言われました。
そのセリフが文章の中で独白の様なものなら、当然、声を変えたりしませんが、
ナレーション、と登場人物〜例えば"子供"と"お父さん"という様な場合、
ナレーションは地の声で、セリフは登場人物になりきって声もそれらしく変えて読んでしまいます。
朗読の読み方として、声を変えるというのは間違いなんでしょうか?

とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの3名が回答しました。


【回答1】
T様

声を極端に変える必要はないとは思いますが、決して絶対変えてはいけないことはないと思います。

不自然な作られた声で台詞等を読むのは違和感が残りますが、登場人物の感情の中で声のトーンが変わったり無理のない声での中でしたら、私はその方が自然でよいと思います。

何故ならば朗読はナレーションではないので。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 三野友華子

三野友華子Official Web Site




【回答2】

T様


これは別に間違ってないと僕は思いますよ。

朗読、と一口に言っても、これこそが朗読、という絶対的な決まり事は今のところないように思います。

個人個人に、「私にとっての朗読」の形があり、どれも間違いでないと思うので、好みの差、ではないかと思います。

「声を変えない方がいい」というのは、そのアドバイスをした方にとっての朗読観だと思います。

僕なんかは割と演劇よりの朗読観だと思うので、変えられるならどんどん変えればいいんじゃない、違う人物なんだし、と思ったりしますね。

ただ、あまりにもあざとくなって地の文とのバランスが崩れるようなら、その部分だけが「明らかな異物」として浮いてしまうなら、別の方法を考えた方がいいと思います。


一人の声にはやはり限界はあるので、どんなに作り込んだ所で、自分で思ってるほどの効果が出せていない場合もありますし。

なりきってから地の文とかに戻るときにあまりにも時間がかかる、とかだったら、また別の方法を考える必要もあるかなと思います。

 

ということで、僕はなりきるのは推奨派です。

注意すべきは作品全体のバランス、ハーモニー、という感じですかね。

よっぽどの事でない限り、表現に間違い、はないと思います。楽しくやって下さい。





回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 西村俊彦





【回答3】
初めまして。山木梨可と申します。ご質問有難うございます。

台詞の声色ですが、私はある程度変える方がよいと思っています。
誰の台詞か聴いている方にわからない朗読では内容が伝わりにくくなります。
文章の中からその人物の特徴など読みとって、読み分ける方がより伝わるのかと思います。
また、作品や朗読する会場によっても読み方は変わってくるかと思います。
作品によっては、人物の性格や風体などを際立たせて読み分けた方が良い場合もありますし、
極端に読み分ける事、声色を変えることでその作品の持ち味が損なわれる場合もあると思います。
また、少数の前ならあまりオーバーに表現する必要はないかもしれませんし、大勢の大きな会場なら、少しオーバー気味に読み分ける方が良いように思います。
「登場人物になりきって声もそれらしく変えて読んでしまいます。」とありましたが、その作品、読む会場などで匙加減が必要と思われます。

朗読される方の中には台詞が苦手という方もおられます。
Tさんは読みわけが出来るということで、それは素晴らしい事だと思います。
どうぞ作品に合わせた台詞の読み方を考えて見てください。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 山木梨可



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メルマガへのご質問 「原稿を読むと読み癖が出る」


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:ろう・どくさん

質問 「原稿を読むと読み癖が出る」ことについて

日頃は違和感なく会話できているのに、いざ原稿を読むとなると、
鼻濁音が目立つほど強くなったり、方言訛りのような変な抑揚がついたりします。
周りから指摘され、自分でも分かっていますが、口から出る時はそのようになってしまうのです。
よく、いい耳を持つことも大事と言われますが、具体的にどんな努力をすれば直るでしょうか。


とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの3名が回答しました。


【回答1】

いつも朗読の事が頭の中にある、そんな一生懸命さが伝わって来ます。それは一番大切な事です。

「日ごろは違和感なく」とありますが それが解決のポイントですね。

朗読は、どうしても「書かれたものを読みながら・・・」 が多いですよね。ですから、意識が字づらにとらわれてしまうのです。しかし、日ごろが違和感ないのですから、原稿も自分の言葉にして暗記できる位まで何回も読む事が一番の解決法だと思います。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 川尻亜美




【回答2】

ろう・どく様


読み癖についてご質問ありがとうございます。

そうなんですよね、結構、ついちゃうんですよね、読み癖。

一生懸命「表現」に向かおうとすればするほど、余計に大きくなってしまうのではないでしょうか。

読み癖の危険な所は「やってる感」が出るところだと思います。

あまり意図を持たずに表現を過剰にしていくと、それがやがて無意識の読み癖になったりも…。

やっている強調の仕方が、日本語文脈の邪魔になるものでないかどうかを整理して読みの計画を立てる、というのがまずは効果があるかと思います。

ただ、周りからの指摘、自覚もあるが、そうなってしまう、とのことなので、頭で認識して直していくのが難しくなっているのかもしれませんね。

形を直すにはまず形から、ということで、お好きな朗読の音源など聴きながら、小声でそれをなぞってみるのもよいかと。

なるべく真似する気持ちで読んでいってみると、意外な発見があるかもしれませんよ。





回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 西村俊彦





【回答3】
初めまして。山木梨可と申します。ご質問有難うございます。

考えられる原因は2つあるかと思います。
まず1つ目は、上手く読もうという意識が強くなり、知らず知らずのうちに力が入ったりしていませんか。
力みは、変なうねりがついてしまう原因になります。
肩の力を抜いて、ゆったりと自然な発声を心掛けてみましょう。

2つ目は、内容がしっかりと体に染み込むまで読み込めているでしょうか。
日頃は違和感なく会話出来ているとのことでした。
普段しゃべっている言葉は、自分でしゃべりたいと思う言葉を発しています。
つまりその言葉・内容は自分自身のものなので自然に発しているわけです。
他人が書いた本・原稿を内容をしっかり聴いている方にお伝えしようとするには
原稿を自分のものにするくらい読み込む必要があると思います。
原稿がなくても読めるくらい、原稿は補助的に持っているくらいになるまで読み込んでみましょう。
そして読むというよりは、話すという感覚で聴いている方に届けることを意識してみてください。
そうすることで、より自然な読みになるかと思います。
ご参考になったら幸いです。頑張って下さい。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 山木梨可



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プロフィール

村山博之

昭和45年大阪市生まれ。TBS系列で、TV・ラジオ番組の制作、ナレーター・声優事務所の営業マネージャーを経て、日本朗読検定協会設立に携わる。朗読検定(R)開発者。(一社)日本朗読検定協会 代表理事。NHK全国大学放送コンクールでは、第30〜35回の6年連続で本選審査員を務める。実父は文楽の三味線奏者、鶴澤清治。(重要無形文化財保持者/日本藝術院会員)親戚に、同じく文楽の義太夫、六代目竹本織太夫がいる。

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