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朗読

第11回 青空文庫朗読コンテスト本選 結果※後日詳報にいたします。

2019年11月24日(日)に、大阪市青少年センター(KOKOPLAZA)にて行いました、

文部科学省後援 第11回 青空文庫朗読コンテスト本選

予選から選ばれた、高校生の部、一般/認定講師の部
合わせて40名の出場者で行われました。

今回の出場者のみなさんは、こちら
集合写真

その結果報告となります。
後日、写真入りの追記をしていきます。


【高校生の部】
※会場審査員が10名だったため、満点は100点です。
金賞 後藤卓也さん(箕面自由学園高等学校) 新美南吉「蟹のしょうばい」 81点
銀賞 竹内穂乃華さんヒューマンキャンパス高等学校) 宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」 78点
銅賞 盒狭畭綮劼気(山梨県) 宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」 71点
審査員特別賞 上運天英蔵さん(沖縄県) 江戸川乱歩「海底の魔術師」
審査員特別賞 鬼頭由佳さん(愛知県) 新美南吉「蟹のしょうばい」


【一般の部/認定講師の部】
※会場審査員が10名だったため、満点は100点です。
※今回は、1位〜3位までの同点者はおられませんでした。
加藤さん
金賞 加藤博久さん(新潟県) 太宰治「駈込み訴え」 90点 ※朗読検定1級認定

赤須さん
銀賞 赤須薫さん(東京都) 堀真潮「抱卵」 88点 
※朗読検定準1級認定

石橋さん
銅賞 石橋玲さん(北海道) 菊池寛「恩讐の彼方に」 86点 ※朗読検定準1級認定

町田さん2
審査員特別賞 町田政則さん(東京都) 太宰治「駈込み訴え」

須藤さん
審査員特別賞 須藤えりかさん(東京都) 菊池寛
「恩讐の彼方に」


受賞された皆様、おめでとうございます!
お客さん入り
今回は、椅子を全て出すという「超」がつく満員でした!

また、受賞された方々以外にも、大変印象に残る朗読を披露してくださった方ばかりでした。

なお、第10回 青空文庫朗読コンテスト 金賞受賞者である、須田直さんに朗読披露をしていただく予定でしたが、須田さんがお怪我をされましたため、残念ながらご出演できなくなりました。後日、音源として皆様にご披露いただく予定です。※日本朗読検定協会公式メールマガジンでご案内いたします。


来年、2020年に第12回を迎える、青空文庫朗読コンテスト。
2020年の本選は、11月3日(祝)文化の日に開催予定です。

同じく、大阪市青少年センター(KOKOPLAZA) エクスプレスココで開催いたします。

来年も会場予選をおこないます。(2020年4月1日〜6月30日の間)
録音予選の受付日程は今年と同じ、(2020年7月1日〜8月31日)

青空文庫朗読コンテストの、

・会場予選開催情報
・朗読のコツ

を、毎週水曜日、一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンでお知らせしています。

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第11回 青空文庫朗読コンテストホームページはこちら

メルマガへのご質問 「アクセントが不自然になる」


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:黒にゃんこさん

質問 「アクセントが不自然になる」

私は地方に住んでいます。
朗読をすると、必ず講師から指摘されるのは、アクセントです。
指摘されて、直そうとすればするほど、わからなくなり、とても変な読み方になってしまいます。
単語をアクセント辞典で確認し、それを繋げても自然な感じにはなりません。
単語ひとつなら、頭高、熟語になると変わる、というような日本語が時々あるので、ますますわからなくなります。
どのように解決すればいいでしょうか?

とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの2名が回答しました。


【回答1】

こんにちは。西村俊彦です。

アクセント、難しいですよね。

私は東京育ちなので、その気持ちに芯から「わかるー!」と共感しにくいのですが、

以前大阪弁で舞台をやった時にはまさに、がんじがらめ。音の操作をしているような気にもなったものです(笑)

アクセントはもう、場数、練習量、かと思います。

耳で覚えて、口に出してみる。

その繰り返しだと思います。

どなたか、お手本にしたい方の朗読などを聴きまくって、アクセントを耳に染み込ませていく、というのも手ですね。

ただ、アクセントに縛られすぎると、本来の表現の楽しみ、みたいな事から離れていってしまう場合もあると思うので、

気にはするけど神経質にならずに、でもいいような気がしちゃいます。

コンテストとかだと、そうもいかないかと思いますが、まず大事なのは楽しむこと、聴き手とその楽しみを共有すること、だと思います。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 西村俊彦





【回答2】
初めまして。山木梨可と申します。ご質問有難うございます。
黒にゃんこさん ご質問有難うございます。
アクセント辞典で調べるというのは大切な事ですし、それが数個ならなんとか直すことも出来ますが、全ての言葉のアクセントを調べるというのは大変な作業です。
直さないといけないアクセントが沢山あると、アクセントばかりが気になって、自然な読みが出来なくなってしまいますよね。
そこで、練習法の一つとしてお伝えします。
地方から越して来られ、アクセントに苦労されていた方にお勧めしました。
黒にゃんこさんに合うかわかりませんが、よければ試してみてください。
その台本や原稿を先生など共通語アクセントのしっかりしている方に読んでもらい、録音させてもらいます。
それを繰り返し何度も何度も聴いて下さい。
これは、音の高低や流れを感覚的に吸収してもらうためにです。
歌のメロディも何度も聴いているうちに楽譜がなくても歌えるようになりますよね。それと同じ感覚です。
すぐに結果は出ないかもしれませんが、その方は、繰り返しやっていくうち、自然に共通語のアクセントの音の感覚が身につかれるようになりました。
またアクセントだけでなく、場面変化の接続語の音の出し方や間の開け方なども身に付いておられました。
他の方法としては、普段聴いているテレビやラジオから流れて来る1フレーズを聴いたとおりに口にしてみるのも良いかと思います。
一文なら覚えられますから、聴いてすぐそのまま同じように真似てみる、言ってみる。
こうすることでも共通語のアクセントやイントネーションが感覚的に身に付いてくるかと思います。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 山木梨可



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採用された方には、

・「CD付き プロが教える 朗読 心に届く語りのコツ50」(葉月のりこ監修 メイツ出版・刊)
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メルマガへのご質問 「「セリフは声を変えない方がいい」のでしょうか?」


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:Tさん

質問 「セリフは声を変えない方がいい」のでしょうか?

朗読劇をやっています。
朗読は芝居と違うので、朗読の中のセリフは声を変えない方がいい、と以前言われました。
そのセリフが文章の中で独白の様なものなら、当然、声を変えたりしませんが、
ナレーション、と登場人物〜例えば"子供"と"お父さん"という様な場合、
ナレーションは地の声で、セリフは登場人物になりきって声もそれらしく変えて読んでしまいます。
朗読の読み方として、声を変えるというのは間違いなんでしょうか?

とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの3名が回答しました。


【回答1】
T様

声を極端に変える必要はないとは思いますが、決して絶対変えてはいけないことはないと思います。

不自然な作られた声で台詞等を読むのは違和感が残りますが、登場人物の感情の中で声のトーンが変わったり無理のない声での中でしたら、私はその方が自然でよいと思います。

何故ならば朗読はナレーションではないので。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 三野友華子

三野友華子Official Web Site




【回答2】

T様


これは別に間違ってないと僕は思いますよ。

朗読、と一口に言っても、これこそが朗読、という絶対的な決まり事は今のところないように思います。

個人個人に、「私にとっての朗読」の形があり、どれも間違いでないと思うので、好みの差、ではないかと思います。

「声を変えない方がいい」というのは、そのアドバイスをした方にとっての朗読観だと思います。

僕なんかは割と演劇よりの朗読観だと思うので、変えられるならどんどん変えればいいんじゃない、違う人物なんだし、と思ったりしますね。

ただ、あまりにもあざとくなって地の文とのバランスが崩れるようなら、その部分だけが「明らかな異物」として浮いてしまうなら、別の方法を考えた方がいいと思います。


一人の声にはやはり限界はあるので、どんなに作り込んだ所で、自分で思ってるほどの効果が出せていない場合もありますし。

なりきってから地の文とかに戻るときにあまりにも時間がかかる、とかだったら、また別の方法を考える必要もあるかなと思います。

 

ということで、僕はなりきるのは推奨派です。

注意すべきは作品全体のバランス、ハーモニー、という感じですかね。

よっぽどの事でない限り、表現に間違い、はないと思います。楽しくやって下さい。





回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 西村俊彦





【回答3】
初めまして。山木梨可と申します。ご質問有難うございます。

台詞の声色ですが、私はある程度変える方がよいと思っています。
誰の台詞か聴いている方にわからない朗読では内容が伝わりにくくなります。
文章の中からその人物の特徴など読みとって、読み分ける方がより伝わるのかと思います。
また、作品や朗読する会場によっても読み方は変わってくるかと思います。
作品によっては、人物の性格や風体などを際立たせて読み分けた方が良い場合もありますし、
極端に読み分ける事、声色を変えることでその作品の持ち味が損なわれる場合もあると思います。
また、少数の前ならあまりオーバーに表現する必要はないかもしれませんし、大勢の大きな会場なら、少しオーバー気味に読み分ける方が良いように思います。
「登場人物になりきって声もそれらしく変えて読んでしまいます。」とありましたが、その作品、読む会場などで匙加減が必要と思われます。

朗読される方の中には台詞が苦手という方もおられます。
Tさんは読みわけが出来るということで、それは素晴らしい事だと思います。
どうぞ作品に合わせた台詞の読み方を考えて見てください。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 山木梨可



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メルマガへのご質問 「原稿を読むと読み癖が出る」


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:ろう・どくさん

質問 「原稿を読むと読み癖が出る」ことについて

日頃は違和感なく会話できているのに、いざ原稿を読むとなると、
鼻濁音が目立つほど強くなったり、方言訛りのような変な抑揚がついたりします。
周りから指摘され、自分でも分かっていますが、口から出る時はそのようになってしまうのです。
よく、いい耳を持つことも大事と言われますが、具体的にどんな努力をすれば直るでしょうか。


とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの3名が回答しました。


【回答1】

いつも朗読の事が頭の中にある、そんな一生懸命さが伝わって来ます。それは一番大切な事です。

「日ごろは違和感なく」とありますが それが解決のポイントですね。

朗読は、どうしても「書かれたものを読みながら・・・」 が多いですよね。ですから、意識が字づらにとらわれてしまうのです。しかし、日ごろが違和感ないのですから、原稿も自分の言葉にして暗記できる位まで何回も読む事が一番の解決法だと思います。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 川尻亜美




【回答2】

ろう・どく様


読み癖についてご質問ありがとうございます。

そうなんですよね、結構、ついちゃうんですよね、読み癖。

一生懸命「表現」に向かおうとすればするほど、余計に大きくなってしまうのではないでしょうか。

読み癖の危険な所は「やってる感」が出るところだと思います。

あまり意図を持たずに表現を過剰にしていくと、それがやがて無意識の読み癖になったりも…。

やっている強調の仕方が、日本語文脈の邪魔になるものでないかどうかを整理して読みの計画を立てる、というのがまずは効果があるかと思います。

ただ、周りからの指摘、自覚もあるが、そうなってしまう、とのことなので、頭で認識して直していくのが難しくなっているのかもしれませんね。

形を直すにはまず形から、ということで、お好きな朗読の音源など聴きながら、小声でそれをなぞってみるのもよいかと。

なるべく真似する気持ちで読んでいってみると、意外な発見があるかもしれませんよ。





回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 西村俊彦





【回答3】
初めまして。山木梨可と申します。ご質問有難うございます。

考えられる原因は2つあるかと思います。
まず1つ目は、上手く読もうという意識が強くなり、知らず知らずのうちに力が入ったりしていませんか。
力みは、変なうねりがついてしまう原因になります。
肩の力を抜いて、ゆったりと自然な発声を心掛けてみましょう。

2つ目は、内容がしっかりと体に染み込むまで読み込めているでしょうか。
日頃は違和感なく会話出来ているとのことでした。
普段しゃべっている言葉は、自分でしゃべりたいと思う言葉を発しています。
つまりその言葉・内容は自分自身のものなので自然に発しているわけです。
他人が書いた本・原稿を内容をしっかり聴いている方にお伝えしようとするには
原稿を自分のものにするくらい読み込む必要があると思います。
原稿がなくても読めるくらい、原稿は補助的に持っているくらいになるまで読み込んでみましょう。
そして読むというよりは、話すという感覚で聴いている方に届けることを意識してみてください。
そうすることで、より自然な読みになるかと思います。
ご参考になったら幸いです。頑張って下さい。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 山木梨可



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メルマガへのご質問 「物語のセリフ」を自然に聞こえるようにするには?


一般社団法人日本朗読検定協会 公式メールマガジンにいただいたご質問より


ペンネーム:Akiさん
 

質問:

こんにちは。朗読の勉強を初めて間もないAkiと申します。

とりあえず音読に少しでも慣れていこうと思い、毎日小説や物語を声に出して読んでみていますが、やはりセリフが特に難しいです。

というのも、書かれたセリフというのは、実際に日常で話したり聞いたりする言葉とはちょっと違うことが多いからです。また、演劇用の台本のセリフともちょっと違うような気がします。

つまり、話し言葉のようで話し言葉ではない。会話であってもすこしあらたまった「文章」のようなものが多いような気がします。

その「書き言葉」であるセリフを自然な感じで表現するには、なにかコツがありますか?



とのご質問をいただきました。

このご質問に、朗読検定(R)認定プロフェッサーの4名が回答しました。


【回答1】
Akiさん、こんにちは!
「物語のセリフ」は話し言葉とは違うこと、さらに、演劇台本のセリフとも違うことをよくおわかりで、きっとセリフを自然に読むために様々なものを読んだり調べたりされたのだと思います。
仰ること、まったくその通りです。

私は俳優として活動しながら朗読の勉強を始めたので、その経験から2つ、ポイントをお伝えさせていただきますね。

「物語のセリフ」には視点がある
物語に出てくる「」には、じつは大きく分けると2種類あります。
1つはその登場人物がまさに話したセリフ、もう1つは登場人物の言葉を語り手が語っているセリフです。
当然2つは読み方が変わって来ますよね?…登場人物本人のセリフならばその人の心情になり、語り手が語るならば語り手の口調のなかに語り手の描く登場人物像が少し混ざってくる。(日常で「そのとき〇〇さんが、『△△』って言ったの!」と言う時、のイメージに近いです)
2つをまず区別し、読み分けることを考えてみてください。

⊇颪言葉を自分の言葉として理解する
演劇も、現代劇ならば話し言葉に近いセリフが殆どですが、サスペンスの謎解きをする探偵、時代劇、古典作品などは現代の話し言葉とはかけ離れた「書き言葉」的なセリフがたくさんあります。
それを舞台上で生きたセリフにするための俳優のアプローチがヒントになるかと思います。

ズバリ!まずはセリフの内容はそのままに、自分の喋りやすい喋り方に書き直して声に出してみてください。
そして、この状態で録音してみて、セリフの内容が理解しやすいかどうか、必ず聴いてみてください。
自分の話し言葉で内容がしっかり伝わると感じたなら、セリフの中でどこに強弱・緩急・高低・間を取ったらよいか、すでに身体で理解しているはずです。

この練習をした後、作品に書かれた通りの口調で読んでみると…じつは、言いにくかったのは語尾やちょっとした言い回しで、大切な情景や内容は話し言葉でも書き言葉でも殆ど変わらないことに気づきます。
話し言葉で声に出すことで身についた表現の方向はそのままに、その文章の描かれた時代や作風、人物設定などに気をつけながら、語尾や言い回しを調整します。
この時、その作品の背景に近い映画などの役者さんの口調を真似してみたりするとやりやすいです。他の方の朗読を色々聴いてみるのも近道です。
こうして調整を終えた時、「書き言葉」は自分の「話し言葉」のように読みやすくなっているはず!

「物語のセリフ」も、その物語の世界の住人にとっては「話し言葉」なのですね。
まずは現実世界にすむご自身の言葉に翻訳して内容を理解し、それから物語の中に飛び込み、その世界の話し言葉の「きまり」を守ってみるような感覚で、トライしてみてはいかがでしょうか?




回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 石橋玲




【回答2】

ご質問ありがとうございます。

「物語のセリフ」を自然に聞こえるようにするには、とのこと。


これは確かに、私も感じます。

小説の台詞は、演劇の台詞よりも読みにくいことが多いですね。

作家にもよると思いますが、小説と戯曲の台詞の大きな違いは、

「声に出すことを前提に書かれているか否か」

だと思います。

小説の場合、どうしても文字情報になるので、多少、「日常ではそんなに細かく喋らないだろう」

みたいな事まで丁寧に台詞にしてあるケースが多いように感じます。

その方がイメージも喚起しやすいし、読んで分かりやすいのだと思います。

対して演劇の台詞は、人の動きや間、関係性などを実際に舞台で見せることが出来るので、

過度な装飾よりは、行間、に多くのものが込められているケースが多いですね。


しかし、小説を朗読する場合には、小説の台詞を喋らねばなりませんから、

「すこしあらたまった文章」を、いかに自然に読んでいくか、は重要なポイントですね。


そこで私がオススメしたいのは、

一度、「自分語」に翻訳するというやり方です。


夢野久作の『老巡査』から台詞を例にとりますと


「見舞に行くには及ばぬ。君のような人間が現場に立会ったとて役に立つものじゃない。留守をして電話でも聞いていたまえ」


主人公の老巡査が、署長からすごい怒られる台詞です。

怒ってるのに、及ばぬ、ものじゃない、たまえ、など、比較的優雅?というか文字数が多い?というか、あらたまった感じがします。

これを、例えば私が極端に自分の言葉にすると

「馬鹿か、じっとしてろ!お前が行って何になる!大人しくしてろ!」


となります。

大分荒々しくなってきました。

そして、一回これを声に出して見る。

自分の言葉なので気持ちもノリやすいはずです。


そして今度は、この気持ちを忘れずに、同じ感情を、

決められた文章の型に流し込んでいく。

するとあら不思議、あらたまった感じが少し和らいだ気がしませんか?


ちょっと堅苦しい言い方をすれば、

台詞に語られている目的を絞る(この場合は、怒る、なじる、おとしめる等)ことで、

人物が喋る目的を明確にし、誰に、どう影響を与えたいのかを考え、

それを言葉にしっかりと流し込む。

という事です。


良かったら一度試してみて下さい。

文語で書かれているものなど、時代的に自然に話せない文章にも効果的です!




回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 西村俊彦





【回答3】
Akiさんご質問ありがとうございます!
毎日小説や物語を声に出して読んでいらっしゃるなんて素晴らしいですね!やった努力は必ず報われると私は信じてます、お互い頑張りましょうね(私はAkiさんよりナマケモノですが)。

さて、セリフのコツということですが・・・、書かれたセリフが「日常会話の言葉や演劇のセリフと違う感じ」「あらたまった、文章の様な感じ」がするのは何故でしょうね?理由は色々考えられます、物語の時代背景、セリフを言っている人物の年齢、社会的立場、会話状況等々、一概には言えませんが、まずは‘何故日常と違うと感じるのか’を自分なりに考えてみることが大切ですね、自分にとって馴染みの薄い会話表現を「書き言葉」だからと一括りに考えてしまうのは危険だと思います。
例えば、明治時代の軍人と令和の若者は同じしゃべり方はしませんよね、また同じ人物でも気楽に話している時と意図的にマウント掛けてるときではしゃべり方の固さは違ってくる。
理由が分かれば、‘あらたまった’会話も決して不自然なものではないと感じるかもしれませんよ。
そしてもう一つ、セリフを言う時に何より考えるべきはそのセリフに込められた感情だということをお忘れなく。
何故、どんな気持ちでそのセリフを口にしたのかとことん考えることが大切です、それは作品解釈でもあるわけですが、自分の中でその解釈がはっきりしていれば、例え技術的に拙くとも聞き手に伝わるものはあります。Akiさんの求める自然なセリフ表現への糸口はそこにあるのではないかと思います。
セリフのコツは喋り方の表現技術ではなく徹底した感情分析にあると思います。
いかがでしょうか?もし分かりにくい事があればまた質問くださいね。


回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 赤須薫



【回答4】
「台詞だから」と意識し過ぎていらっしゃるのかもしれません。
先ずは地の文と同じテンションで読んでみて下さい。
その後で、台詞の文章が物語の誰に向けられて発せられているか、自分が発する側になって相手(発せられる台詞の向かう先)に目線を向けながら読んで下さい。

基本的には書き言葉も話し言葉も台詞には変わりません。
必要以上に大袈裟に盛ってしまうと不自然になってしまうので、会話の相手を想像して目線を送る、台詞を発する側の心情を汲み取って(声の張りや間で…(これは声優の表現テクニックの一つなので、これだけをやっても意味は無いのですが))表現してみる。
という練習をされてみては如何でしょうか。



回答:朗読検定(R)認定プロフェッサー 井上まい




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プロフィール

村山博之

昭和45年大阪市生まれ。TBS系列で、TV・ラジオ番組の制作、ナレーター・声優事務所の営業マネージャーを経て、日本朗読検定協会設立に携わる。朗読検定(R)開発者。(一社)日本朗読検定協会 代表理事。NHK全国大学放送コンクールでは、第30〜35回の6年連続で本選審査員を務める。実父は文楽の三味線奏者、鶴澤清治。(重要無形文化財保持者/日本藝術院会員)親戚に、同じく文楽の義太夫、六代目竹本織太夫がいる。

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