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6次元

朗読かけ算プロジェクト vol.2のご報告と重大発表

二級朗読インストラクターの山本達也さんが
企画、主催してくれた、

朗読かけ算プロジェクト vol.2

12/17(日)に杉並区のブックカフェ「6次元」さんのご協賛で、
大盛況に終わることができました!

寒い中、お越しくださったみなさま、
心より御礼申し上げます!
ありがとうございました!

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今回、ショートショート小説+朗読、
という足し算から、どんな掛け算ができるか?

ショートショート作家の田丸雅智さんは、

「文章を書く、ということを特別に捉えないで、
違うジャンルで表現をしている人にも、
書く、ということに挑戦してもらいたいのです。」


と仰っていました。

私達、日本朗読検定協会もそうで、

「朗読に関心がなかった人に、関心を持ってもらい、
朗読の楽しさを知るきっかけを提供していきたい。」


朗読検定も、点数を付けることが目的ではなく、
「級」というレベル表示をすることで、

(一番簡単な級があるなら、挑戦してみようかな・・・)

こういった入り口の役割を果たせれば、と作られたのです。

そこを、二級朗読インストラクターの山本さんが、
田丸さんに伝えてくれて、今回の企画が実現した、
ということなのです。
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ところで、ショートショート小説って、
どんな物なのか、ご存知ですか?

誤解を恐れずに、喩えるとしたら、
「世にも奇妙な物語」のようでもあり、
「落語」のようでもある、
そんな短い小説です。

つまり、朗読する上で、非常に相性の良い、
比較的「尺」が短くて、読む人にも、聴く人にも、
わかりやすい小説
なのです。

それに、
現代の情景、
現代社会が描かれているので、
非常にイメージもしやすい
わけです。

田丸雅智さんの作品は、本当にバラエティに富んでいて、
「蜜」という、心理サスペンス的な作品もあれば、
「ふぐの恩返し」という、落語的な作品もあり、
一人称だけで読みやすい作品もあれば、
朗読劇として出来るような作品もあります。

そして、ショートショート小説は、
長編の抜粋よりも、「心に残りやすい」。

今回、山本さんと、女優の出津彩子さんに、
田丸さんの作品を朗読してもらいましたが、
水を得た魚のように朗読していました。

日本文学の名作の奥深さ、素晴らしさは認めるにしても、
自分の生きた時代では無い情景は、なかなか表現しづらい、
ということは多くの方が思っているはずです。

昭和に生まれた私でも、
明治時代はファンタジーです。
平成に生まれた人は、
昭和の情景でもファンタジーでしょう。

読み手が理解して初めて、
聴き手に伝えられる朗読が実現し得るのです。

日本文学の名作を、上手く伝えられなかった、
そんな方は、ぜひ、田丸雅智さんの作品を朗読
してみてはいかがでしょうか。

田丸さんは、

「僕の作品を朗読したい、と言ってくれる人はファン。
 ファンサービスとして、自分の作品を朗読することを応援したい。」


と言ってくれています。
田丸さんのHP上でも、

「拙作の「イベントでの」朗読について、会の有料無料にかかわらず、 原則・朗読使用料を無料にさせていただきます。朗読という素敵な機会を通し、少しでも多くの方にショートショートの魅力が伝わればうれしいです。」
田丸雅智さんのHP「海のかけら」より抜粋

つまり、ライブ朗読をする上で、朗読使用料は取らない、と言ってくれています。
※不特定多数が反復して視聴できる「録音」「録画」の類は、許諾が必要です。

とても、素晴らしい、素敵な考え方だと思いませんか?

ぜひ、田丸雅智さんの作品に触れ、あなたにも朗読していただきたいと思います。

お薦めは、
海色の壜
田丸雅智
出版芸術社
2014-10-23


と、

です。

どちらも、朗読をする人には必携、と言っていい、
朗読しやすい作品が満載です。

さて、このイベントの目玉の一つでもあり、
田丸雅智さんが、若手お笑い芸人の方々と継続して行っている、

ショートショート即興ショー

の、ショートショート版(笑)が繰り広げられました。

ショートショート即興ショーとは、
その場で、ショートショート小説を作る、
という試みで、

1.名詞を書き出してみる
2.動詞を書き出してみる
3.名詞と動詞をつなげてみる
4.それによって起こる「良いこと」「悪いこと」を考える
5.物語にする

こんな感じに発想し、文章化するという催しです。

この日、出来上がったのは、ストーリーとまでは行きませんでしたが、
こんなのです。

「朗読泥棒」
最近、ちまたでは、朗読泥棒なる泥棒が出没しているらしい。その泥棒は、単に金品を盗むだけではない。盗みに入った相手の会社の社長を縛りつけ、朗読を聞かせて初心を取り戻させるのだ。
その内容は、傲慢になる以前の会社の創業理念であったり、奮起するきっかけとなった小説や伝記の一節であったりする。聞かされる側は新鮮な気持ちを取り戻し、またイチからがんばろうという気持ちになる。
ただ、盗まれる金品は尋常な額ではなく、それこそ創業当時ほどまで減額されてしまう。けれど、この泥棒は年齢までも盗んでくれるため、泥棒に入られた会社の社長は若返り、また新たなスタートを切る。

どうです?義賊みたいな泥棒という設定です。
ドラマ化できそうな感じがしませんか?

と、こんな面白い催しになったわけです!

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写真左から 出津彩子さん、田丸雅智さん、私(村山博之)、山本達也インストラクター

出演のみなさま、お疲れ様でした!

そして、今回、受付をお手伝いくださった葉月のりこシニアプロフェッサー
素敵な写真を撮影してくれた石川裕太さん
プログラムを作成してくださった北このみさん
ご協賛くださった、6次元のご店主、中村邦夫さん
ありがとうございました!

さて、重大発表です!!!

創業当初より私は、

(いつかは、現代作家の作品を朗読検定の課題にして、
朗読をもっと身近に感じてもらえるようにしたい)


と思っていたのですが、今回、叶いました!!!

田丸雅智さんの作品を、1月から始まる、

2018年冬期 朗読検定の課題(準2級および2級)
として、使わせていただけることになりました!!


ということは、来年の11/24(土)に行われる、

第10回 青空文庫朗読コンテスト

の課題になる可能性が、非常に高い!
ということです!

もちろん、抜粋になりますので、
全文把握しないと朗読することは難しいですね・・・

全文読むには、↓ でしょう!

海色の壜
田丸雅智
出版芸術社
2014-10-23


この本の「海酒」から抜粋部分が課題になります。

イベント当日も、即完売した本なので、
これから入手困難になるかもしれません。

「海色の壜」は、きっと、あなたが朗読してみたい、
と思う作品が満載です!

絶対、買って損はありません!

2018年冬期朗読検定の要綱発表は、
12月26日(火)
です。

こちら でご案内いたします。

受検者数限定!
朗読検定2級受検のご予約は本日、12月20日からスタート!
こちら から

年末年始は銀行、ATMが混み合います・・・
ご自宅やコンビニで手続き完了ができる、
クレジットカード決済、コンビニ決済は、
こちら

【東京】12/17 朗読家の強い味方!ショートショート作家 田丸雅智さんとのコラボイベント

あなたは、青空文庫朗読コンテストで入賞したい、
とお思いでしょうか?

もし、そうなら、最後まで読んで下さい。

12月17日(日)、東京で、
朗読家の強い味方、

ショートショート作家の田丸雅智さん
※ショートショートとは「短くて不思議な小説」の意
なぜ、田丸雅智さんが、朗読家の強い味方なのか?理由はこちら

とのコラボイベントのお知らせです。

朗読かけ算プロジェクト vol.2
ショートショート×朗読

です!

田丸雅智さんの作品を朗読するのはもちろん、
目玉は、その場で作品を書き上げる、

田丸雅智さんは、新世代、精力的に活動しているショートショート作家。 
2012年、樹立社ショートショートコンテストで最優秀賞を受賞した『海酒』が、 
ピース・又吉直樹氏により短編映画化されている、という、
各界から大注目されている、作家さんです。

二級朗読インストラクターの山本達也さんが企画、
舞台や朗読家として活躍中の出津彩子さんにもご協力、ご出演いただき、
実現したイベントです。

もしかしたら・・・田丸さんの作品が、
来年1月からの朗読検定の課題に!?

ということは、田丸さんの作品が、
青空文庫朗読コンテストの課題になる可能性もある
ということですね!

朗読かけ算プロジェクト vol.2
ショートショート×朗読

日 時:2017年12月17日(日) 開場:13:30 開演:14:00
入場料:前売:¥2000 当日:¥2500
場 所:6次元 167-0043 東京都杉並区上荻1−10−3−2F
出 演:田丸雅智(ショートショート作家)/出津彩子(女優)/
    山本達也(アトライラボ代表)/村山博之(一般社団法人日本朗読検定協会 代表理事)
企 画:山本達也
制 作:アトライラボ
後 援:一般社団法人日本朗読検定協会

席数に限りがある為、ご興味がございましたらお早めに
info@atrylabo.comまで
お名前とご希望人数をご記入の上、
ご連絡お待ちしております!!
プロフィール

代表理事

1970年大阪市生まれ。TBS系列で、TV・ラジオ番組の制作、ナレーター・声優事務所の営業マネージャーを経て、日本朗読検定協会設立に携わる。朗読検定(R)開発者。(一社)日本朗読検定協会 代表理事。NHK全国大学放送コンクールでは、第30〜35回の6年連続で本選審査員を務める。実父は文楽の三味線奏者、鶴澤清治。(重要無形文化財保持者/日本藝術院会員)親戚に、同じく文楽の義太夫、六代目竹本織太夫がいる。

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