(社)日本朗読検定協会 公式BLOG

(社)日本朗読検定協会の最新情報をお知らせするBlogです。引用文を除く記事本文の著作権は(社)日本朗読検定協会に帰属します。
朗読検定(R) は登録商標(登録第5249540号)です。 読み聞かせ検定(R) は登録商標(登録第5337712号)です。

認定朗読・読み聞かせ講師の登録数、学生から80代まで、全国2600名以上!
iPhone、iPad、Androidから、朗読検定(R)実技課題をご提出いただけます!

朗読コラム

ファンを作り、ファンのために読もう。

朗読家は音楽家と同じです。

人前に出て披露すれば、

「上手い」という人もいれば、
「下手だ」という人もいます。

「心に響いた」と言ってくれる人もいれば、
「何も感じなかった」という人もいます。

あなたの魅力や才能に嫉妬して、
嫌味を言われたり、
陰口を叩かれることもあるでしょう。

いずれにしても、
今より素敵な朗読ができるように、
あなたは練習や勉強をすると思います。

その練習は、あなたのファンのためにやりましょう。

まだファンがいなければ、ファンができるように、
今、ファンが多い人から学びましょう。

アンチを振り向かせようと、
演奏したり、歌ったりしているミュージシャンはいません。
みんな、ファンを喜ばせるためにステージに立ったり、
レコーディングをしています。

朗読家も同じではないでしょうか。

あなたも、ファンを作り、
ファンのために読んで下さい。

魅力ある朗読って何?

魅力ある朗読って何、というお話です。
 
ギターで例えますと、
 
クラシックギター、ジャズギター、フュージョンギター
=アナウンス、ナレーション、朗読CDやオーディオブック
 
ブルースギター、ロックギター
=ライブ朗読
 
クラシック、ジャズ、フュージョンのギターでは、
ミストーンはミスでしかなく、
「味」とは見なされないことが多いですが、
ブルースや、ロックギターだと、「味」になります。
 
※ジャズでもミストーンが味、と言われることがありますが、ざっくりで捉えてください。
 
例えばですが、ジミー・ペイジという、
超有名で魅力的なロックギタリストがおりますが、
彼よりも正確に弾ける人は無数にいます。
 
世界中に彼のファンは多いのですが、
その人達は、彼に「正確無比な演奏」を求めていません。
 
デュアン・オールマン、ジミ・ヘンドリックス、
スティーヴィー・レイ・ヴォーン等も同じではないかと思います。
 
朗読で言うところの、滑舌(発音)のミス(「噛んだ」と言われる状態)、
「音づまり」をしても、
 
「今のかっこいい!」
 
朗読で言うところの、アクセントの間違い、
「音程を外してしまう、上がりきらない」ときも、
 
「味がある!」
「泣きだ!」 

と言われるわけです。
 
私は、魅力のある朗読というのは、
ブルースや、ロックギターと同じなんじゃないかな、
と思います。
ミスも味だと思われるような朗読。
 
そういうものだからこそ、
アナウンサーやナレーターの経験がなくとも、
観客を魅了する朗読が出来るのではないかと思います。
 
ロックやブルースのように、
「聴く人に愛される朗読」。
 
青空文庫朗読コンテストが、
この「聴く人に愛される朗読」へのヒントになれば幸いです。

NHK全国大学放送コンテスト&朗読の7つの要素

村山です。
先週の土曜日は京都で、

第32回 NHK全国大学放送コンテスト

私は、本選審査員として、
朗読部門の講評を担当させていただきました。

各部門の優勝者は、下記の通りでした。

■アナウンス部門第1位
同志社大学 福吉貴文さん

■朗読部門第1位
早稲田大学 布施恵海さん

■ラジオドラマ部門第1位
東北大学 学友会放送研究部 「Lead」

■映像番組部門第1位
神戸大学 放送委員会 「全国大学電車ごっこ選手権大会決勝戦」

優勝者、入賞者のみなさん、
受賞おめでとうございます!

さて、コンテストの審査を通じ、
感じたことを書いていきます。

朗読には、下記、
「7つの要素」があるのをご存知ですね。

1.滑舌
2.アクセント
3.抑揚(イントネーション)
4.プロミネンス(強調)
5.リズム(緩急)
6.間
7.フレージング(区切り)

です。

この中で、
自習でも、成果が出しやすいものが、

・滑舌
・アクセント

自習では、成果が出しにくいものが、

・抑揚
・プロミネンス
・リズム
・間
・フレージング

となります。

朗読は、誰でも手軽に出来るので、
自己評価、自習だけで読む人が多いのです。

・・・でも、目的は?

というと、

他人に、文字で書かれた内容を、
伝える目的で読む

ですね。

他人に伝わる、という事は、
つまり、客観的評価で、

「よく伝わりました」

と、○をもらう事です。

この客観的評価も誤解されている人が多く、
ご両親、ご家族、知人や友人など、
親しい知り合いであれば、
評価にプラスのバイアス(偏り)が掛かる場合が多いのです。

「(息子(娘、孫)だから)」
「(親友だから)」
「(自分の生徒だから)」

など、無意識的か意識的かを問わず、
個人的感情に基づいて、褒めることしかしない、
というケースです。

また、「厳しければ良い」というものでもなく、
指導の専門家でないと「的外れなアドバイス」になります。

だから、
 
バイアスの掛からない、
指導の専門家の客観的評価を受ける事が、
「上達の近道」なのです。

この事があって、朗読検定という、

全国どこでも、老若男女誰でも受けられる、
朗読の専門家による客観的評価

を作ったのです。

※「検定」というと、部品や製品の検査みたいに、
「良い」「悪い」を決めつけるように聞こえがちですが、
朗読の基礎力や応用力を測り、
あなたが意図した表現ができているかがわかる、
「朗読のテスト」です。

今回のコンテストでも思ったのは、
声色を含む、感情表現だけで表現しようとしている人が、
非常に多かったこと。
ここは大変残念でした。

彼らは、本当に優れた才能と感性を持った人たちです。

ですから、声色や感情表現だけでなく、
文章中の、どの言葉を立てるか(強調するか)

そして、

どこで区切るかをしっかり考えて、
それが、どういう差を生むかも知って欲しい、
そう思いました。

ここで書いたことを、
東大、京大などの超一流国立大や、
難関私大の学生たち300名以上の前で、
お話してきました。

そんな優秀な人たちに、

「メモをとってください」

と言ったら、みんなメモをとってくれたので、
気持ちよかったです。(笑)


さて、朗読検定は2016年1月からは、

冬期(1〜3月)
春期(4〜6月)
夏期(7〜9月)
秋期(10月〜12月)

四期で課題が変わるようになります。

2級試験も年4回(2月,6月,10月,12月に実施)

に増え、受検人数の制限も無くなり、
より多くの方に受検をいただけるようになります。

今後とも、応援をよろしくお願いいたします!

鈴木美智子さんプロデュース「朗読・新世界」一千人の朗読を観てきました!

12/1(火)は、鈴木美智子さんプロデュースのイベント、

「朗読・新世界」一千人の朗読

を観に行ってきました。
大阪市のシンフォニーホールです。
 
ホールキャパは、3階席まで入れて1,800人弱のホールですが、
1階と2階の一部を使う形で、ほぼ満席。
1,200〜1,300人ほどの方が観に来られていたと思います。

協賛は、
岩井コスモ証券株式会社。

後援は、
大阪府、
関西・大阪21世紀協会、
毎日放送、そして、
吉本興業。

ゲストも豪華で、
漫才師の、宮川花子さん、
タレントの、赤井英和さん、
落語家の、桂春蝶さん、
が出演。

当会のプロフェッサー、
インストラクターの方々も大勢参加していて、
朗読のイベントとして考えると、
国内でも最大級ではないかと思いました。

私と鈴木美智子さんとの初めての出会いは、

「ありがとう浜村淳です」(MBSラジオ)

でした。

23年前、
鈴木美智子さんが番組アシスタントを務めていらっしゃった頃、
私は番組のADをしていたのです。

出会い、と言っても、私の担当は、

「すみからすみまで角淳一です」(MBSラジオ)

という、少し後の時間帯の番組だったので、
担当ADが休んだ時だけで、
ほんの数回しか、お目にかかっていませんでした。

でも、私が協会で仕事を始めてから、

源氏物語千年紀で、浜村淳さんをお招きして、
朗読コンテストもやらせていただき、

今年は、鈴木美智子さんに、
第7回 青空文庫朗読コンテストで、
本選審査員を務めていただけました。

ご縁を感じずにはいられません。


実は、昨日も感じたことなのですが、

朗読の一番の魅力は、
誰でも「主役」になれること

だと思います。

舞台で一人で読んでいる時間、
その時は、誰でも「主役」になれるのです。

すべての観客が、
あなたの読みだけを聴いている。
まぶしいスポットライトを浴びながら・・・


普段、目立たないお仕事をされていたとしても、
朗読でステージに立っている間は、
「主役」なのです。

一人朗読は、誰でも、
この「主役感」を感じることが出来るのです。

群読の連帯感、
朗読劇で共作の達成感、
それも楽しいだろうし、
素晴らしいと思いますが、

「主役感」の魅力には、全く及びません。

やはり、
昨日のステージを観て思うのは、

みんな本当は、鈴木美智子さんになりたいはず、

ということです。


一人で一編を読みたいのです。


私は、認定講師のみなさんに、
多くの人を「主役」にしてあげて欲しいと思います。
「主役感」を味あわせてあげて欲しいのです。

昨日、小学生、中学生の子たちも出演していたのですが、
彼らは、一人ずつ、短い作文を読みました。

イキイキとしていました。
そして、表現力も高かった。
上手だった。本当に全員です。


それは、
 
ひとときでも「主役」をしたから。

朗読にかぎらず、
スポーツでも、仕事でもそうですが、
自分がスポットを浴びる、
注目されるんだ、という意識にならないと、
その人の「本当の力」は発揮されません。

意識、考え方が変わると、
行動が変わってきます。

「主役」だということを意識すると、
「失敗したくない」という気持ちが強まります。

気持ち、心がそうなれば、
練習も主体的に取り組むし、
素直に人のアドバイスも聞くようになります。

でも、悲しいかな、
みんなでやる、
自分は主役ではない、
スポットを浴びるわけではない、となると、

(どうせ目立たない)
(私一人が失敗しても大きな問題じゃない)
(私の読みなんて誰も聴いていない)
(自分の役割なんて・・・)

口に出す、出さないは別にして、
こういう意識になりがちです。

これでは、絶対に上達しません。

監督、演出家が最も苦労するのが、この部分です。

限られた時間の中で、
一人一人の力を引き上げ、
力を合わせるということ。

これは、大変、難しい事なのです。

だから、群読、朗読劇で完成度を高めるのは、
至難の業なのです。

昨日の群読は、100人以上。

演出の岩田カズヒロさんは、
本当にご苦労なさったのではないかと思います。


一方、一人朗読の完成度を高めるのは、
そんなに難しくありません。

先ほどの、

「主役効果」

と、

とある「秘伝の指導テクニック」で、
ある程度のレベルまでは、
すぐに引き上げることができます。

ある程度のレベルとは具体的に言うと、

コンテストで予選を通過できるレベル

です。


もし、あなたが朗読を数年やっていて、
伸び悩んでいる、と感じているのなら、
一皮むけるほどの成長をする方法があります。

永続的に成長することも可能です。


その方法は、

「朗読講師」

を名乗ることです。

(私は朗読講師だ・・・)

と心で念じるだけでなく、

あなたが、山田さんだとしたら、

口に出して、

「朗読講師の山田です。」

と名乗ること。

FacebookやBlog、
紙のプロフィールに書いて、
広く、知らせること。


(そんなことで上達するわけがない・・・)


と思われるでしょうか?

これは、心理学的にいう、
潜在意識に働きかけるという効果もあるのですが、
それだけではありません。

あなたが見るもの、聴くもの、
すべてから、学ぼうとするようになるからです。

電車の中で見る広告、人の姿、
何気なく読んだ本、雑誌。

そういったことからも、
学ぼうと脳が反応するのです。

そして、

昔から、技術や知識を高めるために何が有効かというと、
「教える立場になること」なのです。

教えるためには、知識の習得、
深い理解が必要です。

模範も見せなくてはならないから、
技術も必死で身につけます。

この環境が、

自動的にあなたを上達させてしまう

のです。

実際、当会の認定講師になって、
活動をしている方は、
以前よりも表現力が上がっています。

見た目も、より若々しく、
ツヤツヤしてきています。

朗読講師になると、
自分自身のレベルアップが出来て、

他人に教えることで、喜ばれて、
さらに自信がつく。

人前に立つことで、
いつまでも若々しくいられる。

(鈴木美智子さんは、永遠の28歳とのことですが、
 本当のご年齢は・・・ 怒られるのでやめておきます。
 でも、本当に、いつまでも若々しく、きれいです。)

あなたが伸び悩んでいる人ならば、
ぜひ、「朗読講師」を名乗ってみてください。

思う、だけでは効果ありません。
声に出して言う、
紙に書いて、広く宣言することです。


また、

・中学校、高校で朗読指導をしたい
・各種朗読コンテスト、朗読コンクールの予選通過レベルの力をつけさせたい
・「秘伝の指導テクニック」を身につけたい
・情報交換ができる仲間が欲しい
・徐々に自信を付けたい

という方は、下記リンクをお読みいただき、
どうぞお気軽にお問い合わせください。

12/15までがチャンスです。

認知症予防や、孤独な人を減らし、
社会貢献しながら、
自分のペースで、
安心して朗読講師を目指せます。

小中高生、大学生の悩みに効く「朗読」!

朗読を学ぶと、
自信と個性、そして、
ことばで人の心を動かすスキルが身につき、
人前でうまく話せるようにもなります。

小学生の悩み 第5位 「人前でうまく話せない」

朗読を学ぶと、
迫力のある意思表示ができるようになり、
いじめを防ぐこともできます。

中学生の悩み 第1位 「いじめに遭った」

朗読を学ぶと、
他人の話を聞いて打つ、相づちの表現力が上がるので、
異性同性を問わず、他人に好かれやすくなります。

高校生の悩み 第3位 「彼氏、彼女が欲しい」

朗読を学ぶと、
発表の場を経験するので、自分に自信がつき、
明るく積極的になります。

高校生の悩み 第8位 「暗い性格を直したい」

朗読を学ぶと、
面接試験で良い印象を与える声を自在に出せるように
なります。

大学生の悩み 第3位 「なかなか内定が取れない」

※役員級以上の300人を対象に、アイランドブレイン、
 ベクトル、ベンチャー広報、リアライズが調査。

そして、

こんな人々に朗読がウケてます!

・人の名前が思い出せないことが増えた・・・
・子供の学力、想像力を伸ばしてあげたい!
・重要事項説明で、トラブルになった経験がある
・○ヶ月後には面接だ!
・朝のスピーチ担当の日は休みたくなる・・・
・生徒たちにわかりやすい授業をしたい!
・歌うことや、声を出すことが好き!
・感じのいい人と言われたい!
・学生時代、放送部または演劇部だった
・説明や案内など、人前で話す仕事がある

朗読力が上がると、良いこといっぱい!
朗読は、あなたと周りの人に幸せをもたらします。
プロフィール

代表理事

1970年大阪市生まれ。TBS系列で、TV・ラジオ番組の制作、ナレーター・声優事務所の営業マネージャーを経て、日本朗読検定協会設立に携わる。朗読検定(R)開発者。(一社)日本朗読検定協会 代表理事。NHK全国大学放送コンクールでは、第30〜35回の6年連続で本選審査員を務める。実父は文楽の三味線奏者、鶴澤清治。(重要無形文化財保持者/日本藝術院会員)親戚に、同じく文楽の義太夫、六代目竹本織太夫がいる。

読者登録
LINE読者登録QRコード
TagCloud
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ