(社)日本朗読検定協会 公式BLOG

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朗読イベント

朗読の輪コンテスト Q&A集

6月26日(金) 参加受付締切の、「朗読の輪コンテスト」「読書感想文コンテスト」。

実は、スペースの都合上でパンフレットにも書けなかった事が沢山あります。

そこで、Q&Aにまとめてみました。
※このQ&Aは追記していきます。(最終更新 2009/05/19)


【朗読の輪コンテストについてのQ&A】

Q:どの物語も3分以内で読めないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか?

A:確かに、どの物語も最初から最後まで読むとなると、最低6分ほど、平均すると10〜15分程度のお話になります。個人の部で3分以内、グループの部で4分以内の規定に当てはめるには、編集が必要になってきます。編集、というと難しく聞こえますが、要は、短くするという事です。それぞれの物語には、起承転結があります。短くする方法はいろいろありますが、起承(または転結)の部分だけ読む等が一般的であると思います。


Q:編集(へんしゅう)とはどのようなことを言うのでしょうか?

A:本コンテストの場合は、作品の部分カット(削除)を意味します。 言葉自体のリライト(書き換え)ではありません。


Q:朗読の制限時間はどこからカウントされるのでしょうか?

A:作品のタイトル、お名前(グループ名など)を読み始めたところからカウントされます。制限時間が到来するとハンドベルが鳴らされて終了となります。


Q:審査項目にアクセントがありますが、共通語(関東弁)を知りません。 入賞は無理でしょうか?

A:アクセントが正確であるからといって、すばらしい朗読とは限りません。 観客や、審査員の“心を動かす朗読”をした方が入賞すると思っていただければ結構です。


Q:グループで応募しようと思っていますが、3人の場合、読む時間は均等でないといけませんか?

A:必ずしも均等でなくても構いません。 例えば、朗読劇のように登場人物の役を振り分ける等の工夫をしていただいても結構です。


Q:原稿はコピーや打ち直したものでも良いでしょうか?

A:作品の内容の書き換えをしなければ、結構です。 原稿は、予選で2部、本選で5部、コピーした物をご持参下さい。 ページが複数になる場合は、左上にホッチキス止めをして提出してください。


Q:BGMや効果音は使用しても良いのでしょうか?

A:今回は、BGMや効果音の使用は一切出来ません。 マイクの音量の調整は、舞台に出てきていただいてから行います。 今後、ご要望が多ければ検討いたします。


Q:立って読むのでしょうか? 座って読むのでしょうか?

A:基本は、スタンドマイクを使用し、立った姿勢でお読みいただく事といたしております。 足のご不自由な方、車椅子をご使用の方は着座姿勢でお読みいただく事が可能です。

 

【読書感想文コンテストについてのQ&A】

Q:原稿用紙に手書きでないといけないのでしょうか?

A:400字詰め原稿用紙に応募者ご自身が自筆したオリジナル作品でご応募下さい。コピー・ワープロは不可です。自筆不可能な場合は理由を添えていただきますようお願いいたします。


Q:日本語以外で書いた物でも良いでしょうか?

A:応募は日本語で書かれた作品に限ります。


Q:字を書くのが苦手なので、お母さんなど他の人に書いて貰っても良いでしょうか?

A:必ず、ご自分で原稿用紙に書いた物を応募して下さい。

朗読の輪コンテスト 課題紹介 その35

朗読の輪コンテスト・読書感想文コンテスト

課題紹介 第三回は、

一般用の課題、

583

「夕ぐれにつかまったオニ」 中川 晟・作 山形皓三・絵

のご紹介をさせていただきます。


この、「夕ぐれにつかまったオニ」という本は、表題作を含む18の短編作品集です。

この本に書かれている物語は、“仏典童話”というものです。

仏典童話とは、仏さまの教えを童話にしたものです。

収録されている18の短編は、どのお話も非常に読みやすく、説教じみた感じは一切ありません。

ひらがなで書かれている部分も多く、簡単な漢字にもふりがなが振られているので、気軽に朗読していただけるようになっています。


三回に渡り、課題本をご紹介いたしましたが、課題を仏典童話にした理由は二つあります。

1つは、

・起承転結が分かりやすい童話であること。

つまり、誰でも朗読しやすい作品にすることを念頭に置きました。

もうひとつは、

・物語を通じて、思いやりや感謝する気持ちの大切さを再確認してもらいたい。

という想いです。


私たちが生きる社会では、いろいろな事が起こっています。

就職難、雇用問題、目を覆うような凄惨な事件が連日私たちの耳に入ってきます。

親子や、自分の周りの人への思いやりや愛情は消え去ったのかと、そんな風に思ってしまいそうになる事件もあります。


著者の中川晟先生による巻末の“あとがき”には、谷川俊太郎さんの詩「黄金の魚」を引用され、

「生きとし生けるものすべてが、いのちおがみあいながら生かされている、」

と書かれています。


親、兄弟、子供、親戚だけではなく、あなたの知らない誰か、動物や草木もあなたの“いのち”を支えている。

「自分を支えてくれているものに対して、思いやりと感謝の気持ちでお返しをしよう。」

多くの人々がそう思うことで、世の中はもっと明るくなる。

そんな想いが込められています。


朗読を趣味とされている方、就活に役立てたい方、朗読ボランティアの方はもとより、

初めて朗読にチャレンジしてみよう!

と思っている方も、朗読力や文章力を試す意味で参加されてみてはどうでしょうか。

きっと新しい“発見”があると思います。

 

個人で応募するもよし、

2人、3人でグループで応募するもよし。

課題は代表者の方だけにお送りいたしますが、3人グループで応募されると、

参加費は一人あたり何と¥1,000です!

個人の部、グループの部の両方に応募することも可能です。
※それぞれに参加費が必要です。

「読書感想文で勝負だ!」という方も、著者の中川晟先生が審査してくださるチャンスです!


パンフレット、参加申込書のご請求は、日本朗読検定協会ホームページ、

「お問い合わせ」

または、

・氏名
・フリガナ
・郵便番号
・住所
・ご連絡先お電話番号

をご記入の上、

info@roudokukentei.jp

までお送り下さい。

その際、メールのタイトルは、

「朗読の輪コンテストパンフレット希望」

としてください。

 

ひとりでも。
グループでも。
朗読の輪コンテスト、6月26日(金)受付締切。


※この「夕ぐれにつかまったオニ」は、本願寺出版社のホームページでもご購入いただけますが、朗読の輪コンテスト、または読書感想文コンテストのお申し込みをされた方には課題としてお送りいたします。


また、この本に収録されているお話はありませんが、

他の仏典童話は こちら で紙芝居のように聴くことが出来ます。(要:Windows Media Player)

パソコンでご覧の方に限定されるようですが、朗読の仕方の参考にされてはいかがでしょうか。

朗読の輪コンテスト 課題紹介 その25

朗読の輪コンテスト・読書感想文コンテスト

課題紹介 第二回は、

中高生用の課題、

688

「おいしい木の実のなぞ」 中川 晟・作 山形皓三・絵

のご紹介をさせていただきます。


この、「おいしい木の実のなぞ」という本は、表題作を含む19の短編作品集です。

小学生用の課題「雨あがりのベンチ」に比べ、漢字で書かれている部分が多いですが、簡単な漢字でもふりがなが振ってありますので、実際は小学生の方にもお読み頂ける作品となっています。

この本に書かれている物語は、“仏典童話”というものです。

仏典童話とは、仏さまの教えを童話にしたものです。

そう書くと、堅苦しいイメージで捉えられる方もおられるかもしれませんが、非常に読みやすく、説教じみた感じは一切ありません。


著者の中川晟先生による巻末の“あとがき”には、

「あなたたちのこころのなかに、そっと、種まかれたらと思うのです。」

と書かれていました。

なるほど、と思いました。


どの物語も、

「こうせよ。」

とは書かれていません。


読み手である私たちに、心に思い描き、考えてみて欲しい、という想いが込められているように思います。

この課題作品は、読むこと自体はカンタンですが、テーマをどう把握するかで“読みこなし”が変わる物語ばかりだと思います。

19の物語の中から、あなたならどれを選びますか?


個人で応募するもよし、

2人、3人でグループで応募するもよし。

「読書感想文で勝負だ!」という方も、著者の中川晟先生が審査してくださるチャンスです!


パンフレット、参加申込書のご請求は、日本朗読検定協会ホームページ、

「お問い合わせ」

または、

・氏名
・フリガナ
・郵便番号
・住所
・ご連絡先お電話番号

をご記入の上、

info@roudokukentei.jp

までお送り下さい。

その際、メールのタイトルは、

「朗読の輪コンテストパンフレット希望」

としてください。

 

ひとりでも。
グループでも。
朗読の輪コンテスト、6月26日(金)受付締切。


※この「おいしい木の実のなぞ」は、本願寺出版社のホームページでもご購入いただけますが、朗読の輪コンテスト、または読書感想文コンテストのお申し込みをされた方には課題としてお送りいたします。

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朗読の輪コンテスト 課題紹介 その15

自分以外の誰か他人を気にかけるようになる、というのは大切なことですよね。

そのきっかけが“読書”から始まるということは結構あるのではないでしょうか。

6月26日受付締切の、“朗読の輪コンテスト”では、皆さんに朗読の出来を競っていただく目的はありますが、

本来、このコンテストの趣旨は“読み手と聞き手のコミュニケーション”がテーマです。

“読み手と聞き手のコミュニケーション”というと難しく聞こえるかもしれませんが、要は、


読む人は聞く人のことを考えて読み、

聞く人は読む人の意図をくむ。


ということですね。

これは、朗読に限らず、コンサートや演劇の鑑賞でも私たちは同じように、客席から舞台とコミュニケーションを取っているのではないでしょうか。


前置きが長くなってしまいましたが、今回から3回続けて、朗読の輪コンテストの課題を取り上げていきます。


第一回は、

小学生用の課題、

949

「雨あがりのベンチ」 文:よおの えきょう/絵:はたに さとる

のご紹介をさせていただきます。


この、「雨あがりのベンチ」という物語は、主人公のかおりちゃん、そして、かおりちゃんとは縁もゆかりも無いおばあちゃんとの“ふれあい”がテーマとなっています。

お子さんに限らず、私たちも見ず知らずの人に対しては、声もかけない、気にもかけないことが多くなってきたように思います。

作者である、丁野恵鏡(ようの えきょう)さんは、この絵本の巻末にこう綴っています。

「超高齢社会にあって「老い」を考え、そしてかおりさんのようなやさしい心のひとに育ってほしい。」


この絵本は、すべてひらがなで書かれています。

そのため、お子さんにも読んでいただきやすいので、是非、お子さんに読ませてあげて欲しいと思います。

また、この本を小学生の方同士の3人でグループを組んで、“朗読の輪コンテスト”にご参加されてみてはどうでしょうか?

コンテストの参加をきっかけに、さらに読書が好きになるかもしれませんね。


ひとりでも。
グループでも。
朗読の輪コンテスト、6月26日(金)受付締切。


※この「雨あがりのベンチ」は、本願寺出版社のホームページでもご購入いただけますが、朗読の輪コンテスト、または読書感想文コンテストのお申し込みをされた方には課題としてお送りいたします。 

朗読の輪コンテスト パンフレットをご希望の皆様へ

朗読の輪コンテスト パンフレット送付をご希望の皆様へ


6月26日(金)受付締切の、「朗読の輪コンテスト」のパンフレットおよびお申し込み書が5/18頃から配布されます。

直接郵送をご希望される方は、

公式ホームページのお問い合わせフォームより、

・お名前
・郵便番号
・ご住所
・ご連絡先お電話番号

「朗読の輪コンテスト パンフレット希望」
とご記入の上、お申し込み下さい。

FAXでもお申し込みいただけます。

FAX:06-6920-2767 (※お掛け間違いが多発いたしております。 十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。)
プロフィール

代表理事

1970年大阪市生まれ。TBS系列で、TV・ラジオ番組の制作、ナレーター・声優事務所の営業マネージャーを経て、日本朗読検定協会設立に携わる。朗読検定(R)開発者。(一社)日本朗読検定協会 代表理事。NHK全国大学放送コンクールでは、第30〜35回の6年連続で本選審査員を務める。実父は文楽の三味線奏者、鶴澤清治。(重要無形文化財保持者/日本藝術院会員)親戚に、同じく文楽の義太夫、六代目竹本織太夫がいる。

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